最も憂鬱な検査の日



昨日はかねて予告されていた大腸ファイバー検査を受けた。病院での検査の中で最もイヤな検査で今回が3回目。胃の切除手術で大量の輸血を受けて以降、術後の経過検診で一向に改善しない貧血症状の原因を探るためである。専門的に言えば、血液検査で血色素濃度が基準値の半分以下の状態が続いていて、担当の消化器内科部長も体内のどこかに異常な出血がないか原因を究明したいのが目的と言う。2週間前に胃摘出手術後初の胃カメラ検査を受けたが異常はなかった。


他の検査、例えばCTの造影剤撮影検査や胃カメラ検査で事前に絶食を要求されるものがあるが、殆どが当日の朝食や昼食に限られている。しかし大腸内視鏡検査の場合は検査前日から絶食、その日は指定の検査食で朝昼はお粥、夕食はコーンスープのみの流動食、間食として栄養補助食品と粉末ジュースが事前に支給される。その他の牛乳や味噌汁など日常生活食品は不可で僅かに水やお茶、スポーツドリンクは許される。大腸内に残渣が残り難い食べ物が指定されている。事前に看護師から説明を受けた時、ビールなどアルコールは腸内を消毒するために良いかと聞いたら、現下にNGと言われた。理由は言ってくれないので不満だった。


空腹を抱えて検査日を迎えるが、当日は勿論朝から完全絶食で、ここでこの検査で最もイヤな準備が待っている。ムーベンと言う大腸の壁を洗い流す整腸液2リットルを2時間かけてゆっくりと飲む、下剤効果を兼ねているので飲み始めてから1時間経つと頻繁に排便がある。今日の検査を受ける7人が窓際に座って同じ難行に取り組んでいるので各人の後ろに7ヶ所のトイレがあり、入れ替わり立ち代わりトイレに駆け込む。排便の都度ナースコールで看護師を呼んで濁りがなくなるまで確認して貰う。被験者も看護師も大変な作業である。


この苦行が3時間ほどで終わり、やっと順番に内視鏡室に呼ばれて検査を受ける。検査は30分程で終わり、私の場合は小さなポリーブが3個見付かった。本来ならついでに切除して貰うのだが、私の場合は血液をサラサラにする薬を日常服用しているので見送られた。


検査後、担当の消化器内科部長の説明を受けたところ、ポリーブは良性で切除する場合は入院が必要となる。今回の大腸ファイバー検査はポリーブ除去が目的でなく、大腸内の出血の有無を確認するためで、その点では問題なく、次回は2ヶ月先にCTの造影剤撮影で検査を続けることになった。なんだか執行猶予付きで釈放された検査日であった。









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