「ワンサカ娘」生みの親が逝く



「♪ドライブウェイに春が来りゃ~」、余りテレビを見ない私が知っている数少ないCMソングの内で最も好きな曲だった。歌っていた歌手がシルヴィー・ヴァルタンという国際的に人気な少女で、今でこそ日本ではどこにでもいる女性だが、当時はまだ見かけないオキャンな風貌と振る舞いが新しい女性像として新鮮な印象を与えた。その作曲者が小林亞星だったことは、今回88才の訃報が発表されて初めて知った。


他にも「♪この樹なんの木、気になる樹~」の日立のCMも彼の作品であり、全く畑違いの演歌「北の宿から」も彼の作曲だったらしい。特に後者はメロディーも素晴らしいが、「♪着ては貰えぬセーターを、涙堪えて編んでます」と、今や歴史の彼方に吹き飛んで化石となった古き良き日本女性像を謳い上げた点で多くの男性の郷愁を呼んだ。今なら「そんな時間をかけて編むより、ユニクロで買って来た方が手っ取り早い」と言われるのがオチである。


小林亜星はCMソングや歌謡曲の作曲だけでなく、「寺内貫太郎一家」などテレビドラマにも主演したと言われ、文字通りのタレント(幅広い才能や芸を持つ人)だったと言われる。いずれにせよ、テレビを余り見ない私にはこれ程の多方面で活躍した人とは知らなかった。


私が最も好きだったCMだが、スポンサーのレナウンにとっては全く宣伝効果がなかった私という人間の記憶に残っている曲を以下に再現する。(YouTubeの貼り付けに失敗したので、下記青線部分のリンクをクリック下さい)。


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