安倍前首相「自民に厳しい風」

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新聞休刊日で手持ち無沙汰の今日、毎日デジタルに『安倍前首相「自民に厳しい風が吹いている」衆院選に危機感』との見出しで次のような短い記事が配信された。


自民党の安倍晋三前首相は11日、北海道苫小牧市で講演し、秋までにある次期衆院選への危機感を強調した。不調だった東京都議選に触れ「自民党に対し、厳しい風が吹いている。都議選の結果もそうだった。私たちは謙虚に受け止めなければいけない」と述べた。

 新型コロナウイルス対応を巡り、事業者などへの支援が重要だとの認識を重ねて表明。「政府と日銀の連合軍で、思い切った対策を打てる状況にある」と語った。


この日は他にも、「低投票率でも勝てなくなった自民の誤算」のタイトルで東京都議選の時の自社の予測が外れた検証も行っている。「予測外れ」とは、告示日に行ったアンケート調査では「自公、過半数の勢い。都民ファーストの会、大幅減か」との情勢報道を出したのに対し、投票日に同じ方式で調査した結果、「自民の失速、都民フの巻き返し」と修正記事を出したことである。両方の記事共に、今秋の衆院選が自民に厳しいことを示唆している。


では、その理由は何か、どう打開するかについては触れていない。上述の安倍氏の苫小牧演説がご自身の不祥事に一つの原因があることは誰の目にも明らかなのに知らぬ顔をして話すのは益々党への不信感を煽る原因になる。またかっては安倍氏の応援を求めるのは逆効果として避けられていたのに、今回は何故わざわざ北海道まで足を運んだのかも不明である。記事にするなら苫小牧で演説会があった事実だけを伝えるのでなく、その背景や会場での反応も触れて欲しいところであった。


上述二つの記事では後段の「予測と相反する結果」が出た検証記事の方が読み応えがあった。事実に反した予測を出した原因を検証するのは大事な作業である。