出来ない相談



岸田新内閣の閣僚が最終的に決定し、新聞紙上に発表された皇居での認証式後の記念写真及び閣僚名簿を眺めて、報道各社特に週刊誌の記者は一斉に各閣僚の身体検査に忙しく動き廻っているに違いないと思いめぐらせた。


わざわざ調査に乗り出さなくても、与野党の国会議員とりわけ自民党議員の過去に報道された不祥事については各社ともデータベースに豊富な記録を持っている。認証式が終わった直後、早速に日刊ゲンダイ・デジタルに「岸田内閣には“政治とカネ”疑惑大臣が9人も!今後も不祥事続出の予感」の大見出しでその内容を報じている。


まず閣僚をマナイタに乗せる前に「“政治とカネ”の問題で大臣を辞任した過去がある甘利幹事長と小渕組織運動本部長が党幹部に起用された」と前置きして、「表沙汰になっているだけでも実に新閣僚の半数近くが過去に名前を報じられている」として下掲の画像のような表が貼り付けられている。


新閣僚不祥事.jpg

 記事には「甘利氏や小渕氏を幹部に就けた党人事と同じく、岸田首相は『政治とカネ』の問題を軽く考えているのでしょう。かつての自民党は閣僚についてはそれなりに厳しい“身体検査”をしていましたが、緩くなっている印象です。この先、まだまだ閣僚の不祥事が表面化することもあり得ます。特に西銘、後藤両大臣の任命は理解に苦しみます。岸田首相は任命理由、両大臣は事案について説明責任があります」との専門家の論評を添えているが、岸田首相には酷な意見だろう。


今の自民党にいくら身体検査をしても身綺麗な議員は出て来ない。ということは大臣になる資格者がいないのである。むしろ上記見解にあるように、まだまだ閣僚の不祥事が表面化すると予想される。


各社記事はこの見込みを励みに取材活動に精を出すこととなる。