オンラインはアウトかセーフか



ものごとには何でも境界線というものがある。スポーツの世界、特にバレーボールやテニスなどの球技でライン線上に落ちたボールは普通はセーフとされている。年寄りの身近なスポーツであるグラウンドゴルフでもOBライン上に止まったボールはセーフである。卓球でネットの上に当たってポロリとこちら側に球が落ちた場合も、こちらが如何に頑張っても物理的に打ち返せなくても相手側にはセーフと判定される。不合理だがこれがルールである。


ルール(規則)というものは絶対的な拘束力があり、何びとも従わねばならない。唯一の例外は日本の政治の世界で、権力で規則を捻じ曲げる例は特に安倍政権で顕著であった。公文書を改竄したり廃棄するなど神も恐れぬ行為に出たり、極端な場合は罰則規定がないことをいいことに国会を開催しないという憲法違反も平気で行っていたが、これらは例外である。


昨日7日の夜、首都圏に震度5強の激震があった。午後22時40分頃と報じられている。当然本日8日の朝刊の一面に大々的に取り上げられると思っていたが、我々滋賀に配達される早版(翌日午前2時30分に配達される)には間に合わなかったらしい。しかし、地方版だけでなく、横浜に住む義妹の話では主人公の首都圏の朝刊にも出ていなかったと言う。察するところ、朝刊用記事の締切り時間直前の地震発生で取材すら出来なかった、つまりスポーツ界でいうライン線上にあったためではなかったかと思われる。


大都市では今でも発行されていると聞く夕刊には報じられたと思うが、今月から夕刊が廃止された我々地方の人間には明日の朝刊で初めて活字として目にすることになる。実に地震発生より一日半遅れである。


しかし、今はテレビニュースで速報として知ることが出来る、パソコンでもスマホでも最新版を接することが出来るので全く困らない。記事の締切時間をズラせて翌朝の配達も遅らせるルール違反をしなくても良くなっている。報道界はシッカリとルールを守ったのである。