これは一種の精神病?



最近、「陰謀論」という言葉が新聞報道、特に米国紙に良く登場している。難しい概念だが、判り易く言えば、確固たる証拠がなく根拠のない情報を正しいとして発表するもので、トランプ前米大統領の後半以降の言動に顕著に表れた。2020年の大統領選で明らかに敗北したにも関わらずこれを認めず、開票に不正があったとか、本当は自分が勝ったと固執しているのがその一例である。トランプ氏は何度も裁判所に提訴したがその都度証拠不十分で却下されている。


この陰謀論が嵩じて直接行動に移され米国議会史上最悪となって事件が「1月6日、連邦議会議事堂襲撃事件である。トランプ氏の要請で参集した大衆が大挙して議事堂に押し入り、暴動の限りを尽くして議事堂の一部を破壊し、丁度開催中の議会を中断させ、あまつさえ警備の警官を殺傷した。


大衆の多くは陰謀論者とされ、今回その行動の首謀者の一人である陰謀論団体のQアノンのシャーマン(霊能力者)を自称するチャンスリー被告が禁固3年5ヶ月の実刑判決が言い渡された。1月6日襲撃事件の実行者として今迄700人が逮捕され起訴されているが、今回はこれまでで最も重い判決となり話題になっている。


QAnon.jpg

被告はトランプ前米大統領をあがめる根拠のない陰謀論「Qアノン」の信奉者で顔を赤・白・青で塗り、角のついた毛皮の帽子をかぶったいでたちで、自分は「Qアノン・シャーマン」だと名乗っていた。


「陰謀論」という言葉は、英語のconspiracy theory を文字通りに直訳したものだが、「陰謀」の意味が一般に使われている「秘密の計画、策謀」とは全く異なる意味で、私には違和感を覚えている。他に適切な日本語表現が見当たらないらしい。


同時に1月6日事件の背景調査の進展に大きな興味を持っている。今はその直接行動者からその背景を聴取しているが、事件を起こしたそもそもの動機はトランプ氏にあり、捜査関係者はどうもトランプ氏を本丸として、最終的には大統領の犯罪に持って行くのではないかと見ている。


一方、気味の悪いのは米国民の約半数を占めるトランプ支持者がこの陰謀論に傾いている可能性があることである。




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