米国版「モリカケ桜」問題



ワシントンポストからの毎日のメールの中に見つけた案内状がある。今年の年初早々、米国で起った衝撃的な米議会襲撃事件にトランプ大統領の関与が疑われながら、トランプ氏が大統領特権で当時の記録開示の拒否を申立てているので真相は明らかになっていない。丁度我が国で「モリカケ、桜」問題で安倍元首相が再調査を拒否しているのと酷似している。


襲撃

ワシントンポスト 編集主幹、サリー・ブズビーの特別メッセージ

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愛読者各位殿

1月6日の米国連邦議会議事堂への襲撃事件は米国の歴史の中で最も汚点を残した象徴的な出来事の一つでした。当日の事件は連邦政府により広範囲な調査が行われ、現在まで既に650名の逮捕者を出し、徹底的な訊問が続けられて来ました。

事件から既に10ヶ月、いくつかの主な疑問が残されています。警官など当局は事前に襲撃計画を把握していたのか?トランプ大統領はかかる残虐な襲撃行為に対し、どのように対処をしたのか?大統領選挙の集計結果に対する米国の信頼性や正義は何か?などなど。

今年の大半を通じて75人以上のワシントンポストの記者達で構成される特別調査チームは当日1月6日の正確な内容、その原因や損失、その後遺症の調査に取り組んで来ました。その調査結果を3部にまとめて集約してこの程出版し、当日の暴力沙汰は衝動的な行動でもなく、特殊なその場限りの偶発的事件でもないことを明らかにしました。(詳しくは別頁参照)

第1部 【事前の動き】トランプは支持者に対してワシントンへの集結を要請し招集していたのに対し、当局は1月6日の暴動について事前把握の特別な注意が欠如していた。

第2部 【当日の動き】凄惨な3時間7分、大統領は支持者が議事堂に侵入して破壊の限りを尽くす攻撃行為の始終を注視していたが、彼らの行動を停止させることを拒否した。

第3部 【事件の後】議事堂内攻撃の後、米国全土に偽情報と批判に対する脅迫が拡まり、米国の民主主義の基盤を危うくしている。


案内記事中、各章に「別頁参照」とあり有料購読者でなければ見られない内容である。本問題の米国での取組みが我が国と異なるところは、日本では安倍氏への追及が野党にのみ依存しているだけに対し、議会として与野党で全面的に取組んでいること、日本のようにメディアの及び腰や忖度の報道姿勢でなく、ワシントンポスト紙だけで独自の特別調査チームを編成し、その報告書を刊行するジャーナリズム本来の任務を実行している点にある。

いずれこの内容が、何らかの形で入手出来ることを期待している。