ガタが来て浮足立っている社会



日本以上にコロナ禍の影響が厳しい米国で、バイデン大統領が次々と広範囲の新しい政策を打ち出しているのに対し、ほぼ同じ時期にスタートとした菅首相はバイデン氏より若いにも関わらず動きが弱いのが目立つ。来月に予定されている両首脳の直接会談がどんな対比を見せるか注目している。


米国も警官の黒人差別行為、この2~3日のコロラドのスーパーやフィラデルフィアのスポーツセンターでの相次ぐ銃乱射による大量殺人事件、極右団体Qアノンの台頭、アラバマ・ミシシッピー・ジョージアでの広範囲の大竜巻による被災など不安定な中での新大統領の幅広い積極的な動きは若々しく新鮮に映る。


対照的に我が国では、総務省幹部の会食に関わる否定発言とその撤回・謝罪の連続、国会審議に上呈する法案・条約の誤字・欠落・不祥事による取り下げの量産、政界幹部の自分達が起こした不祥事に対する「他山の石」とか「女性というには余りにお年」発言、消えない筈の聖火リレートーチの消灯(原因は燃料供給口のネジの緩み)など余りにも次元の低いお粗末な現象が多過ぎる。その環境の中で菅首相にはバイデン大統領に見られるような活動的な露出度が見られない。

                                                                   

法案ミスの件数に至っては、政府提出法案の40%と約半数に近くに誤りがあったらしい。江戸時代の昔から80~90%を誇った識字率世界一の日本人で、表現力・文章力に優れた官僚が作成する法案には今までミスは全く無かったのが当たり前だった。それが昨今のダラシサの原因は何か。例によって、新型コロナの影響で職場の人数が少ない、リモート作業ではやり難いなどと他に理由を転嫁しているが、昨今の責任逃れで沈滞した政局運営や仕事に対する実務能力が低下しているためである。


法案ミスの一例として「若しくは」とすべきところを「若ししくは」とか文字や語句の重複や欠落が多いらしい。しかし、これらは文章をワードで作成すれば誤りの箇所が色付きの下線で表示される筈である。要するに、自分の仕事に対して投げやりになっていて魂がこもっていない。仕事とは夜に会食することであると重要度・優先順位が逆になっているためである。


昨今の我が国での低次元のトラブルの連続は、国民のための政治から自分及び自分達を守るための政局運営から来ていると見て良い。




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