オーストラリアは空前の大干ばつ


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昨日のこのブログページでのベニス大冠水の話に続いて地球温暖化による異常気象のニュース。両方とも水攻めの話だが、こちらオーストラリアは水不足による供給水制限で、言わば「水ナシ攻撃」を受ける逆の現象である。


場所は広大な豪州大陸の中の東南部、シドニーを抱えるニューサウスウェスト州(NSW)とメルボルンを州都とするクイーンスランド州で、大旱魃による森林火災が手の付けられない拡がりを見せている。森林火災はオーストラリアでは山火事ではなく低地帯の森や野原に燃え広がる「野火」に近い。従って農地にも延焼し、農作物に被害が及んでいるだけでなく、数百軒の家屋が消失、10月初めから11月14日の間で死者4名を出した。


森林火災の原因の殆どが旱魃による自然火災であるが、火の不始末による人為的なものもあり、11月14日にはクイーンスランドで16才の少年が逮捕されている。


延焼の食い止めを阻害しているのが、先月来から降雨のない旱魃による水不足である。NSW州では河川や湖沼が少なく、供給水の85%以上を降雨に依存している。連日の乾燥気候で貯水ダムは満水時の46.6%までに減少し、盛夏期の来年2月か3月には40.0%に達すると見られ、給水制限を1段階上げてレベル2とするよう計画されている。この段階では、例えば庭の散水を週に2~3日に制限することになっており、延焼を続ける野火や森林火災の阻止を益々難しくすることになる。


まだ盛夏に向かいつつあるオーストラリアで、今からかかる異常気象に見舞われるのは地球温暖化に原因があるとして、政府はパリ協定に批准して温室ガス抑制に取り組んでいるが、国民はまだまだ取組みが弱いと現政権を批判している。


出典:CNNニュース電子版(こちら