「はっぱふみふみ」の思い出


この所、「また一つ昭和が消えた」の表現を良く聞く。ザ・ピーナッツの伊藤ユミ、ダークダックスの喜早哲(ゲタさん)と佐々木行(マンガさん)、蜷川幸雄、永六輔、大橋巨泉など。いずれも一時期、テレビに頻繁に登場して活躍した人である。昭和はまたテレビの時代でもあった。

日本のテレビの普及に大きく寄与したのは力道山、皇太子(現天皇)結婚祝賀パレード、東京五輪と言われる。最近の訃報は各家庭にテレビが行き渡った時期以降に活躍した人だが、それでも今では遠い昔の話になった。大橋巨泉のテレビCMの「はっぱふみふみ」を自分で聞いて覚えている人は、今では40才末から50才以上の世代であろう。

当時から巨泉自身が、「口から出まかせの何の意味もない」と言っていたからその通りだろう。当時、前衛芸術の流れで、クラシック音楽も伝統的な楽器から離れて、電子音楽とかミュージック・コンクレートが生まれ、何の意味もない作品が芸術とされていた。意味のないCMフレーズが生まれたのも時代の風潮かも知れなかった。

しかし、名古屋のパイロットに勤めていた叔父から贈られた最新の万年筆を愛用していた私は、このCMフレーズに勝手に意味づけしていた。冒頭の”みじかびの”は、その万年筆を使用しない時は短くポケットに入りやすいとの意味であり、”きゃぷりきとれば”は、書く時にキャップを取って本体を逆向きに差し込めば、掌に馴染む持ちやすい長さになることであり、”すぎかきすらの”は直ぐにスラスラ書けるを暗示、最後の”ふみふみ”は“文”のことと解した。伝統的な五七調のため軽快で、全体的に晩秋の雰囲気を感じていた。

そのCMはこちらから。









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