20才代の若者の行動力

今年2月26日は、二・二六事件80年だった。我が国の近代最大のクーデター事件だったが、事件後80年の節目にも関わらず、またこの事件が我が国を軍国主義へ狂奔させ、亡国へ導いたにも関わらず、新聞のどこを探しても見当たらなかったのを覚えている。憲法を変えて軍備を進めようとする大きな力が働いていると勘繰りたくなる。

二・二六事件は、陸軍皇道派思想の影響を受けた、20才代の青年将校達と下士官達が、当時の政治腐敗の元凶と見た元老閣僚を殺害して、天皇親政を実現しようと決起したものである。

人間、10代後半から20才代と言えば、新しい知識を吸収し、感化され、行動に移す活力豊かな年代である。結果は兎も角として、幕末に維新の原動力となったのはこの世代の働きであり、安保改定時期の学生運動やオウム真理教事件の幹部達、現代の世界に散在する過激派集団の戦闘員などもすべからくこの年代である。

いずれも時の政権や世界を揺るがす大きな事件の元凶であると同時に、身近に存在する反社会的行動の実行者もこの年代に多い。例えば、轟音と共に走り回る暴走族、凶悪犯罪の犯人、奇しくも今早朝に起こった相模原市の障害者センターでの大量殺人の容疑者も26才である。

今や後期高齢者になっている元全学連の闘士は、当時の自分達の行動に対し反省をしている人や触れられたくない人が多い。結果は兎も角として、その年頃のひたむきな思いがそのまま行動に移せる年代、それが20才代というものであろう。そう言えば、私も昼の仕事を終えて、京都から片道二時間かけて大阪へ夜間通学したのもその年代だった。







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