千佐子容疑者は「毒蜘蛛」

京都という地方裁判所の判決が全国版のトップ・ニュースとして報道されたが、海外有力紙にも取上げられたのには驚いた。例の資産家老人と結婚を繰り返し、青酸連続殺人の疑いで異例の長期裁判の末死刑を求刑された京都の女性、筧千佐子被告のことである。

英国BBCニュース電子版では、千佐子被告のことをブラック・ウィドウ(Black widow)と表現している(こちら)。文字通りでは“黒い後家”の意味だが、辞書を引くと「クロゴケグモ(北米及び東アジアの温暖な地域に分布する毒グモ。毒は強力で、人が噛まれると死に至る場合がある)」と出ている。BBC記事にはご丁寧にも、「メスの毒グモで、交尾した後に雄を食べてしまう」と注釈が付いている。

「クロゴケグモ」と“ゴケ”という語が付いているので、尚も調べてみると(このトシになって時間が出来ると、こんなツマラナイことも調べる気になる)、やはり「黒後家蜘蛛」とあって日本語名である。BBCは流石にクィーンズ・イングリッシュの本家で、うまい表現をしたものである。余談ながら、英国王室で使われている“Queens English”は訛りがあって英国の標準語とは言えず、公共放送のニュース・アナウンサーが話す言葉を標準語として、“BBC English”と言うそうである。

いずれにせよ結婚相談所で、豊富な遺産があり、家族のいない高齢の男性を探し出して結婚し、青酸性薬品で次々に殺して遺産や保険を手に入れたとされる千佐子被告は、まさにブラック・ウィドウは相応しい表現である。ワシントンポストも同じ表現をしているが、欧米の一流紙に報じられる日本の記事としては恥ずかしい事件である。






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