競技途中で投げ出し


少年時代、テレビでプロ野球のオールスター・ゲームを観ていたら、当時最盛期の金田投手が、パ・リーグの打者から連続に猛打撃を受けて、苦笑いしながら自分でスタスタとマウンドを降りベンチに引上げたことがあった。解説者は、「お祭り試合だからと言って名投手でも許される行為ではない。降板は監督の指示によるものだ」と正論を吐いた。

普段の試合でも、投手が相手の「猛攻で火達磨になっても、監督の本人への鍛錬のためか懲罰のためかは別として投げ続けさせることがある。本人はヤル気が失せても続ける必要がある。

これは団体戦の場合の掟であるが個人戦の場合はどうか。運動競技の場合は、監督・コーチが付く種目では選手の意思は尊重されないかも知れない。フィギュア・スケートで転倒しまくっても途中退場の話は聞かない。ボクシングでもコーチがタオルを投げるまでは競技を続ける。

しかし、囲碁・将棋の場合は、自分の形勢が悪いと見ると、途中で盤上に石や駒を投げ出し“投了”を宣言する場合がある。あとどのように手を尽くしても勝てる見込みがないと見た時の敗北宣言だが、我々素人は相手のミスを期待して最後まで打つのが普通である。事実、相手の見損じで勝てるケースが多い。将棋の場合など、自分の王将が動けなくなるまで追い詰められて初めて負けを自覚する、囲碁ではプロは半目勝負を事前に読んで早目に投了するが、我々は並べて見て40目も足りないと確認してから負けを納得する。

グラウンドゴルフでも調子の良し悪しがある。完全に個人競技なので、あまりに途中のスコアが悪いと続けるのがイヤになる。ただ個人競技と言っても一緒に廻っているメンバーの打順を狂わせるのでイヤイヤながら続けねばならない。

囲碁にせよ、グラウンドゴルフにせよ、その日の成果で自分の収入に影響するものではない。囲碁の場合、余りに差がありすぎて打ち続けるのも相手の迷惑を呼ぶかも知れないが、不利でも最後までつづけるベストを尽くす気力を養成するのも大事だろう。










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