愛媛県知事の勇気

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「加計学園」問題に関する柳瀬元総理大臣秘書官の参考人質疑で、曖昧な答弁が続いて国会運営が停滞しているのを打開すべく、「柳瀬氏が県職員に会った会わないというムダなやりとりに終止符を打ちたい」として、中村愛媛県知事は職員が柳瀬氏から受取った名刺と会談メモを公表した。

勢い中村知事は柳瀬答弁に対する反論の形となった。ということは官邸に反抗することである。地方自治を預かる責任者としては、余程の覚悟があっての結果に違いない。中央に抗うことは、地方に対する補助金などに影響する。案の定、中村知事の前代知事から次のような懸念のコメントが出ている。

『今回、(県からの)メモが出てきて、国が地方を信用しなくなるのではないだろうか。愛媛県は何でもメモにして外に出すと思われると、国の対応は不親切になるでしょう。もともとは知事や副知事に説明するための材料だったのに、やりとりしたメモが外に出るようでは、信用してもらえなくなる』(加戸守行前愛媛県知事)

無理の無い意見である。国に楯突くと県に不利になる。本当は目を瞑ってでも穏便に済ませたいのが人情である。しかも、県としては今治市に念願の加計学園獣医学部を開学している。これ以上波風を立てる意味はない。加戸氏がいまだに現職知事なら、中央の威光に萎縮して名刺や会談メモは公開しなかったに違いない。

ところが、中村知事は柳瀬氏の発言から、「愛媛県の信頼に関わる点があった」とし、「県職員は地方公務員として、人間としての誇りやプライドがある」と県の代表として県を守る姿勢を貫いている。中村知事は非自民の国会議員、松山市長を歴任して現職に至っているので、「ウラで野党とつながっているのではないか(自民党幹部)」の見解もあるが、今までの発言を見る限り反中央の言動はなく、県を守る姿勢を一貫している。奥歯に物が挟まった柳瀬氏の説明に対し、中村知事の発言は歯切れが良く説得力がある。

今後、中央官邸が愛媛県にどんなイジメを加えるか注視すると共に、中村知事及び愛媛県を皆で応援したい。












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