バニラの価格は貴金属並み


“世界に出回っているバニラで本物は1%以下”との報道が目を引いた。アイスクリームやスイーツなどでお馴染みのバニラである。なんとも言えない味が魅力だが、そう言われると「バニラとは何か」について全く知識がなかった。味が魅力と言ったが、本当は香りを楽しんでいたらしい。

バニラとはどんなものか、今回BBCニュースを見て初めて知った(こちら)。ランに属する蔓のある植物で、世界では殆どがマダガスカルでしか採れない貴重品らしい。それだけに、卸売価格は1キロ当たり600ドル(約6万61千円)とあって、銀の値段より高い。

では、我々の手近に売られているバニラは何かと言えば、全て人工の合成品で実は19世紀から開発されていたという。材料は石炭・タール・米糠・木材パルプ、時には牛糞から抽出されているらしい。最近では石油化学製品の部類である。

欧米でバニラと表記のあるアイスクリームは、天然のバニラが使用されていなければならず、たとえ一部でも人工合成品が含まれておれば、“バニラ風味”とか“人工合成バニラ”と表記することが厳しく法令で定められている。天然バニラを使ったアイスクリームは20倍以上高いと言われる。

松茸のお吸い物や蛤のお吸い物のように、初めから消費者に本物が入っていないと知られているのと同様、バニラも天然モノはないものと承知しておく必要がある。スーパーマーケットには“ほぼ蟹”とか“ほぼ帆立”、“xxもどき”などの食料がワンサと並んでいる。また、高級品のイメージがある寿司ネタのイクラも、化学工場で製造された工業品が多く出回っている。

表示さえ人工合成品であると表示されていて、味合う風味さえ満足であれば、特段に騒ぎ立てる問題ではない。





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