山火事にも異常気象の影響

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米国西海岸など、毎年夏になると決まって大きな山火事の被害を受ける地域がある。多くは乾燥地帯で高温によるもので、多い時には全世界で一年の間に英国本土の20倍の面積が消失しているというデータがある(BBCニュース“こちら”英文)。

多くはアフリカのサバンナや南米の大草原、西アラスカから西シベリアに広がる北方の寒冷地の森林地帯など遠隔地で人が住まない地域で、人の生活やインフラ基盤、天然資源を脅かす恐れの少ない地域に発生しているので、ニュースになることは少ない。

しかしながら、今年は欧州などで平年より多い件数の山火事が発生しており、本年1月から7月末までの間に、427件で過去10年の年間発生件数平均298件より飛躍的に多い。それも今まで滅多に発生しない地域での発生件数が多い。

消失面積で比較すれば、英国が本年は13,888ヘクタールで平年の4倍以上、特にマンチェスター近郊の泥炭地やロンドン近郊の草原など、例年なら発生しない地域で増えている。スエーデンに至っては、山火事による消失面積は18,500ヘクタールで過去10年の年間平均の41倍に達していて、北極圏からバルチック近くまで広範囲に及んでいる。

その他、デンマーク・エストニア・フィンランド・ドイツ・ラトヴィアなど北方地域で例年の20倍から200倍の面積が山火事の被害を受けている。

これら山火事の大きな原因は、世界の多くの地域を見舞う異常高温気象にあるが、専門家は他の要素も無視出来ないという。山火事には“30-30-30”ルールと言われる基準があり、気温30度以上、湿度30%以下、風速30km/時以上が危ないらしい。

北米の山火事は自然発火によるものが殆どであるが、欧州では人為的なものが多いのが特徴である。最近、滅多に山火事がないギリシャで人口の多いアテネ近郊まで燃え広がり死者80人を出したのは失火によるものと言われている。

いずれにせよ、世界的な高温異常気象によるものであるが、こと山火事に関しては森林の多い日本で意外と少ないのは、湿度の高さと住民の防火意識の高さによるものに違いない。山火事による被害は土砂崩よりも大きいと言われている。






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