この画にどこか間違いがあるか


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上掲の漫画がオーストラリアで読者の多い新聞に掲載された当初、現地では殆ど無反応だったが、米国人がツイッターに取上げてから瞬時に世界を駆け巡り大騒ぎになった。黒人女性テニスプレーヤーが地団駄踏んで怒っている光景で、脇には投げつけて壊されたラケットが転がり、横には乳児用のおしゃぶりも見える。出産後久し振りに登場した女性であることを示唆している。誰が見ても、今回の全米女子オープンでセリーナ選手が決勝戦で演じた光景であることは明らかである。

荒れた決勝戦の雰囲気を一枚の画で見事に表現した画であるが、これが物議をかもしたのは何故か。どの新聞にもある風刺画というものは、多分に誇張し擬人化してあるのが普通である。ところが、この画のセリーナの顔は厚い唇と大きな鼻が誇張され、かって米国でよく見られた黒人の差別的描写を連想させる。米紙にはチビクロ・サンボの復活との評もある。

加えて、相手の大坂なおみは褐色肌の日系混血の筈なのに、この漫画では金髪の白人として描かれていて、主審が彼女に、「勝ちを譲ってやることは出来ないか」と敗者への眼線で話しかけている吹き出しもある。要するに差別満載の画という訳である。

元々セリーナが決勝戦本番で演じた数々の醜態は、米国の人種・性別による歴史的差別感から来ていると、セリーナを偶像化したい米国人の好意的な衆意が支配しているが、NYタイムズのように、「過去の栄光を汚した破滅的な行為だった」と冷静に見る向きもある。

問題の風刺画を掲載した豪紙のヘラルド・サンは「この作品は人種や性差別とも無関係」との声明を発表した。オースオラリアは、かっての白人至上主義から移行したとは言え、現在も白人社会の構図が色濃くのこっている。

出典:BBCニュース(こちら)の最後の部分より








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