「マイカタちゃいます」調査

大阪市の北東に枚方という市がある。京都に住んでいた私にとっては、菊人形で有名な枚方パークや京都から大阪に通学する京阪電車が通過するのでお馴染みの地名だった。地方の人には難読の地名だったと聞いて意外な思いがする程、京阪神の人間には常識である。

その地名は、「ひらかた」と読む。“枚方”とはどう読むかと言うより、我々京阪神に育った子供たちには“ひらかた”を漢字でどう書くかが問題であった。地方創生が叫ばれている今日この頃、“枚方”が正しく読まれていないのに気付いた自治体は、全国に啓蒙する運動に乗り出した。多くは“マイカタ”と読まれているらしい。

そこで枚方市は、今春に“枚方”がどう読まれているかの全国調査を展開した。主にネットに載せてアンケートを行った。テーマは「“マイカタちゃいます”調査」である。“ちゃいます”は大阪弁で“違います、間違いです”の意味である。

調査を開始して暫くして、枚方市を含む大阪府北部に震度6の地震が発生、菅官房長官は定例記者会見で影響を受けた都市を読み上げたが枚方市をマイカタ市と言ってしまった。すかさず裏方が正しい読み方のメモを素早く渡したが、菅官房長は一瞥しただけで訂正をしなかった。ここで、「失礼しました。マイカタ市と言ったのはヒラカタ市の間違いでした」と一言つけ加えれば男が上がったのだが、“でんでん(云々)”と言った安倍総理や“ふしゅう(踏襲)、みぞうゆう(未曾有)”と読んだ麻生副総理が脳裏に浮かんだのだろう。彼も一旦口に出せば訂正はせず謝りもしない普通の頑固な閣僚だったのである。

ネットで枚方市のアンケートを見て、市の意図としては、間違った読み方の方が多いのを期待したかも知れないが、正しく読める人間の近隣の同族として“ひらかた”と回答した。

忘れた頃に、今日枚方市から協力に対する丁寧な感謝状が来た。いずれアンケートの結果が発表される。楽しみにしている。

画像





ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

面白い

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック