今日読み終わった本―「安倍官邸vs.NHK」



今日読み終わった本:

『安倍官邸vs.NHK』 相澤冬樹 文藝春秋 2018年12月刊

魅力的なタイトルの本である。“森友事件をスクープした私が辞めた理由”との副題が付いている。即座に頭に浮かんだのは、国民が私費で支払う視聴料で運営されている公共放送が、「政府が右と言うことを左という訳には行かない」と馬鹿正直に政権の広報機関であることをゲロした籾井会長の就任会見時の言葉である。題名から、テッキリ元NHK職員が官邸の管理下にあることを告発したレポートと思っていた。

ところが“看板に偽りあり”で、期待した官邸のNHKに対する圧力についての記述は全くない。著者が森友事件を中心に、その他別件の特ダネを獲得した取材活動日誌に過ぎなかったのである。「こんな背景の事件だから、安倍官邸の関与があったことを推察して欲しい」と暗示した題名なのかも知れない。

この本は、市立図書館のホームページの新着案内に出ていた。2月19日に発見した時は、既に先の予約が4件入っていた。急ぐほどのことでもないので、取敢えず同日に予約し受付けられた。この図書館の貸し出し期間は3週間、受取りは用意出来た日の翌日から7日以内まで。一件の予約につき1ヶ月は見る必要があるので、私の順番が回ってくるのは5ヶ月先、即ち7月頃まで待てば良いと見積もっていた。

ところが、予約して2ヶ月目の4月13日、図書館から「用意出来たので翌日から7日以内に受取りに来館されたい」とのメールが入電した。予想外の早さに驚いたが、先の4人共、題名に魅かれて読んでみたが、期待に反したと途中まで読んで止めたか、斜め横断読みに読み飛ばしたと見られる。

本を手にすることなく、書名からだけで選ぶので、本を読むときの鉄則である“目次と「あとがき」を読んでから読み始める”手順がとれなかった報いであった。

期待した内容はなかったが、取材記者の行動様式、取材態度、情報を引き出すテクニックなど、長年取材現場で働いたベテラン記者本人の記述だけに迫真力があり、この面では参考になる情報が多かった。





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