北朝鮮の公開死刑実態報告



韓国のNGOワーキング・グループが610人の脱北者との聞き取りを含む4年間の調査で、北朝鮮で行われた公開死刑場318ヶ所を特定、その実態をまとめた報告書を公開した。要点のみであるが、血も凍る生々しい実態が伺える。

公開死刑場は、川岸近辺、原っぱ、市場、学校、スポーツ・グラウンドなどが多く、死刑の理由は牛を盗んだり、韓国のテレビ番組を見たなど些細なものが多い。死刑執行場には1000人以上の国民が見学に駆り出され、中には死刑囚の家族(子供を含む)や親戚も強制的に出席させられる。見物させられた最年少の家族は7才だったとの目撃証言がある。

公開死刑の目的は、反政府的な行動は処罰されるとの恐怖心を民衆に植え付けるための見せしめのためとされている。

死刑執行の方法は多くの場合銃殺で、一人の死刑囚に対して三人の兵士が三発づつ急所に撃ち込むのが普通である。目撃者の証言では、発砲を命じられた兵士の多くは酒酔い状態にあるのが多く、人前での殺人には精神的な負担が多いためとみられている。些細な罪状のために、大衆の前で酔っ払いに銃殺されるとはたまったものではない。

公開死刑には銃殺の他に絞首刑もあるが、こちらは年々少なくなっており、2005年以降は停止状態にある。また報告書は、公開死刑そのものが減少傾向にあるが、北朝鮮が国際社会に普通の国と同様と印象付けるためで、より秘密裡に実行されているとの見方もある。

処刑の対象は民衆だけでなく、2013年にはナンバー2と言われた金正恩党首の叔父、張成沢を粛清したことで世界中にショックを与えたが、他にも政権の表舞台から姿を消した大物もいるものの、秘密社会だけに証明することが難しい。2013年には、著名な歌手が所属の管弦楽団員の見ている前で、機関銃乱射により処刑されたと韓国紙に報じられたことがあるが、その後2018年の平昌冬季オリンピックの時に北朝鮮代表団の一員として顔を出した事実もある。今回の報告書も脱北者の話がベースになっているだけに、裏付けが不十分な部分もある。

出典:BBCニュース電子版(こちら


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