今日読み終わった本―「永田町アホばか列伝」



今日読み終わった本:

『永田町アホばか列伝』 足立康史 悟空出版 2017年10月

著者は衆議院議員。国会で発言中に他の議員を名指しで「アホ、バカ」を繰り返し、議員として不適切な暴言を連発して一年に四回もの懲罰動議を喰らったご存知の問題議員である。所属の日本維新の会内部からも除名、離党勧告の声が上がっているが、現状では一人でも所属議員が減ると国会運営に関わる委員会に出席の資格がなくなるので、制限を加えられながらも在籍している。

本書は“猿の尻笑い”のように「アホ、バカ」のご本人が、与野党から30名を実名を挙げて著者の視点からの「アホ、バカ」振りを列記した本である。真面目に内容を精読する積りは元々なく、週刊誌的な読み物として手にした。

登場人物は、上西小百合や豊田真由子、山尾志桜里、山井和則、稲田朋美など新聞やテレビのワイドショーなどで議員の資質欠如を繰り返し取り上げられ目新しい記述はないが、他に小沢一郎、辻元清美、高市早苗、安倍晋三、石破茂、小泉進次郎など与野党の差別なく槍玉に上がっている。唯一個人として登場しないのが共産党で、脇の固い職人集団としてコワイ存在と、観方によっては思想は兎も角、資質の高い議員連と評価しているようである。

著者は京大大学院工学部、コロンビア大学院修士課程を経て通産省に入省したエリート中のエリートである。政界人としての資質は別として、優秀な官僚だったことが伺える。「このハゲー!」で名を馳せた豊田真由子を世評とは異なる観方をしている。豊田元議員も著者と同列のエリートで元経産省官僚。「官僚は常に極度の緊張下に置かれている。同僚も天才、上司も天才、後輩や部下も天才である。変な指示を出そうものならあっと言う間に周囲から見抜かれ鼻で笑われる。少し出世をしたからと言って、霞が関では全く安住出来ない」、として一を聞いて十を悟る社会から見れば「ちーがーうーだろう!」と秘書に対し絶叫し、何人も秘書を替えた豊田議員をエリート官僚として無理はないとそれとなく援護している。これが国会で議員を上から目線で「アホ、バカ」呼ばわりしている自分も同病であることには気づいていないらしい。

本書の指摘は兎も角として、国会に良くもこのような堕落した議員が増え、良識をわきまえない議員が集まるが故に、議会が劣化に陥っていることを知らされると救いがない社会である。



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