立石義雄氏、新型コロナ感染症で死去



今朝、パソコンを開いてウェブ・ニュースを見始めたら、「立石義雄氏急死」の速報が目に入った。しかも驚いたことに新型コロナウィルスに感染し入院中だったとのことである。


同氏はオムロン社の元社長で、同じ京都の企業として現役時代に同社の動きは良く耳にしていた。加えて、同氏の父親の立石一真氏は創業者で、国貿促(こくぼうそく)と称していた国際貿易促進協会京都総局の会議で何度かお目にかかっており、言葉を交わしたこともある。一真氏は京都総局の会長だった。今日他界された義雄氏はその三男である。


義雄氏が立石電機の社長に就任したのは、私が定年退職した翌年なので面識はない。しかし、私と同年代なので同氏の活躍ぶりは良く耳にしていた。立石電機の社名をオムロンに改称したのは義雄氏である。確か、社長就任2~3年後のことで、オムロンの名は立石電機の創業の地である「御室(おむろ)」から来ているのは良く知られている。創業の地は、徒然草に「仁和寺にある法師」として出てくる有名な世界遺産の御室仁和寺の近くにある。


立石電機は元々はリレー(継電器)など制御機器の電子部品メーカーだったが、義雄氏はこの製品を武器に積極的に海外展開を行い業績を飛躍的に発展させた。取扱い製品の幅も広げ、中でもJRや私鉄の改札業務を廃止した自動改札システムで爆発的な成長を果たした。この新製品導入のお陰で「キセル乗車」というスリリングな不正乗車が防止され、JRや私鉄が被っていた莫大な損失を解消した。他に銀行のATM、血圧計や万歩計など健康機器分野にも進出している現在のオムロンに仕上げたのは義雄氏の力とされている。


ただ、同氏は三男で長男は早逝したが次男の信雄氏がおり、義雄氏の前に副社長の位置にあったが、専務の義雄氏が飛び越して社長の座についたことで何かと話題となった。


今や世界的大企業になったオムロンの中興の祖も、新型コロナウィルスの犠牲になった。ヘルスケア機器を製品ラインに持つ同社の技術陣は新型コロナ撲滅の新製品開発で復讐しようとしているに違いない。




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