子供の頃の危険な悪戯



最近、あるウェブニュースに次のような記事が出ていた。


千葉県鴨川市のJR外房線で5月、普通電車の先頭車両が脱線した事故で、現場近くのレール上に置き石をしたとして、千葉県警が19日、往来危険の疑いで、小学生の男児(10)を児童相談所に書類送致したことが捜査関係者への取材でわかった。

 送致容疑は、5月8日午後、脱線した現場から約200メートル離れた踏切内のレール上に、石を複数置いた疑い。

 捜査関係者によると、以前にも何度か置いたことがあったといい、回を重ねるごとに石の数が増えていった。「実験で置いた」という趣旨の話をしており、反省しているという。

 男児が脱線直後に踏切付近から立ち去るのを近所の住民が見ていた。(共同通信ニュース 6月19日)』


この記事を読んで、私も経験した我々悪童達の全く悪気のない遊びのひとこまを思い出した。年の頃も丁度この記事の主人公と同じ10才前後である。年上の先輩が、真っ赤に錆びた鉄釘を2~3本、掌に載せて「これを線路に並べて汽車に轢かせるとピカピカになる」と言って、我々が通う小学校の運動場に接して走る山陰本線(今でいう嵯峨野線)の線路に入り込み、錆びた釘を線路に並べてから柵をくぐって退避した。蒸気機関車が轟音と共に通り過ぎた後、線路に戻るとくだんの赤釘はペチャンコになっていたが、目にも眩い白く美しい色に変身していた。この遊びに列車転覆という恐ろしい意図は全くない。


まだある。列車がまだ視界にも入らない遠方にある時、線路に耳を当てるとあたかも直ぐ近くを走るような伝導音が聞こえて来た。勿論、汽車の近づいて来るのが見えると、全員飛び逃げて退避したが、流石にこの実験は危険と見た年長者は、汽車が通り過ぎるのを待ってから線路に入り込み、線路に耳を当てて遠ざかる音を聞く方法に切り替えた。


丁度そんな年頃の時に読んだ山本有三の「路傍の石」という小説の中に、主人公の少年吾一が汽車の近づくのを待って鉄橋の橋桁からぶら下がるシーンがあった。下手をすれば轢死、落ちれば下は急流という設定である。


今回の外房線事故も、「実験だった」という。いずれにせよ、悪戯の結果がどうなるかを考えない遊び盛りの所業である。これを如何に事前に察知し防止する躾けをするかが大人達の知恵である。






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