日本維新の会に除名議員が多いわけ



今朝の毎日新聞デジタルに「杉田水脈議員が問題発言を繰り返す背景」という解説記事がある(こちら)。確かに同議員は、主に性差別発言で世間を騒がせ、その真意を尋ねられても一切答えなかったり、「そんな発言はしていない」と否定して物議を醸している。彼女は今自民党所属だが、政界に入ったのは12年衆院選挙で日本維新の会から比例で復活当選したのが最初だった。


彼女は17年に自民党に鞍替えし、その右翼的な国家観で安倍首相の異例の比例候補名簿順位で厚遇され当選している。安倍退陣で後ろ盾を失い、今後の道がないと見る政治評論家もいる。


杉田議員は日本維新の会が生んだが、同党が折角担ぎ出して議員にしながら、不祥事で次々と除名した議員の面々を見ていると不思議な共通点がある。


ネット上で記録に残っている名前を見ると順位不動ながら、国会開催中に秘書と不倫旅行したのがバレて除名された上西小百合議員、国後島視察中「ロシア女の胸を揉ませろ」とダダをこねた丸山穂高議員、百田尚樹氏に対する名誉棄損発言の足立康史議員、カジノ汚職の下地幹郎議員、反党行為で幹部の逆鱗に触れ渡辺喜美元みんなの党代表などの名前が並んでいる。


党除名を喰らったのは国会議員に留まらない。公然わいせつで逮捕された赤坂大輔東京港区議、党内部批判の増田仁三鷹市議、福岡空港出資決議でキャスティング・ボートを握りながら党の意向に逆らって反対し廃案をもたらした天野浩福岡市議など数々の名が列挙されている。橋下、松井代表が除名処分書にハンコを押したのは何件あるか。これら議員に共通しているのは、除名処分を受けたにも関わらず議員辞職をしていないことである。


何故、このような資質の議員が日本維新の会から続出するのか、橋下元代表がかって丸山議員を例にして総括したのは、「維新の会の名前で勝ったのを履き違えて自分の力と思っている。維新の会の看板を過少評価し自分の力を過大評価した。維新の会の中に支えてくれる仲間がいなかった」とあるが、これは議員になった後の反省で、選挙に出る時の公認審査で各自の身体検査はどうだったのかには触れておらず、再発防止策にはならない。


杉田議員を含めて、良く似た議員が輩出される党である。尤も、維新の会だけの話でもないが。