トランプ大統領だけではない自己中心社会



トランプ大統領が外向けには、「米国第一」と謳いながらその実は「自分第一」であったことは良く知られている。今朝の毎日新聞」のトップ記事を読んで、現代の人間社会はトランプだけではないとつくづくその思いを新たにした。その見出しは「音響信号8割時間制限」、副題は「横断歩道、住民苦情配慮」とある。これだけで、記事が何を言いたいか判る。


毎日新聞は最近、現代社会の動きについて独自のアンケートを実施しその結果を記事にして問題提起をしている。今回は視覚障碍者に青信号になったらピッポーと音を出して知らせる全国の信号機約2万4千基の内、8割強が稼働時間を制限していることが判明したと伝えている。近隣住民から「音がうるさい」との苦情があり、例えば午後7時から翌朝午前7、8時まで音が出ないよう設定しているケースが多いという。その影響で、音響機能の稼働時間外で横断歩道を渡る歩行者が赤信号と気が付かずに車にはねられて死亡したり、ケガをした事故の事例にも触れている。


全ての音響式信号機の稼働を制限しているか、一部の信号機を制限しているかは自治体によって異なり、都道府県別の実数が報告されているが、時間制限をしていないところはない。全体の半数以下を制限しているのは岩手。宮城、香川の3県のみで、他は全て半数以上の信号機が時間制限を実施している。


この話を聞いて、保育園や幼稚園の新設計画が住民からの苦情により実施されなかった例を何件か聞いた。子供の声がうるさいとの苦情である。昔は子供のはしゃぐ声で元気が出たとか、町内が活性化されたと歓迎されたものだが、今は個人中心の社会になっており、一寸した騒音でも受け入れなくなっている。極端な例は伊丹空港で、空港建設時は周囲に何もない広大な空き地に作られたが、後になって周囲に新興住宅が建ち始め、最終的には後から入って来た住民の騒音訴訟で折角の国際空港が便の少ない地方空港に格下げされた

                                                                                      

世間には、過密ダイアの鉄道の駅近くの踏切で始終警報機が鳴っていたり、お寺の鐘付堂の直ぐ裏に住んでいて早朝に鐘の音で叩き起こされる近隣の住民もいる。いずれも生活の中の音として容認しているのである。横断歩道の音くらいの音量で苦情を言う筋合いは何もないと思う。それよりも、この記事が視覚障碍者保護を中心にしながら、聴覚障碍者に触れていない方が片手落ちである。




食事しないのに料亭に集まる人達




自民党二階幹事長が何とも珍妙な言い訳をしている。コロナ対策のため、4人を超える会食を自粛するよう菅総理が国民に要請したその夜に、総理自身銀座のステーキハウスで二階幹事長や王貞治氏など8人で会食したことについて、『二階氏は「別に8人で会っただけで、会食という、そんなことを特にやったわけではない。飯を食うために集まったのではない」として「会食」を否定した』そうな。


広辞苑で「会食」をしらべたら、「集まって飲食すること」とある。二階氏は、「ただそこでその時間に出会った。そこで出会って意見交換をする。今の事態に対してもどう対応するかということなども考えている」と反論したと言う。食事をする積もりがなくてステーキハウスでたまたま出会ったと言うのもオカシナ話だが、皆でステーキを食べたと出席者は証言している。広辞苑が説くように、「集まって飲食」したので、誰がみても「会食」である。首相自身も「国民の誤解を招くという意味においては真摯(しんし)に反省している」と謝罪している。


おまけに、出席者の中には「食事代を払おうとしたら、いいですよと言われて誰も払わなかった」と証言している。一人当たり3万円(アルコールは別)の高級ステーキハウスが、上等のステーキを提供した上「食事に来た訳ではないので料金はいいですよ」と言う筈がない。出席者のメンバーから推察すれば、二階幹事長が税金から払ったに違いないことは容易に想像出来る。


こんな状況下で、二階幹事長の今回の発言は国民に対する丁寧な釈明・弁明のためなのか、これでもって首相が陳謝しているにも関わらず、自分では正当と説明する意図があるのか全く不明である。もし、後者であるとすれば国民を愚弄するにも程がある。メディアも今回の二階氏の説明で理解出来たと支持するか理解出来ないかの世論調査をして見ると良い。


このようなバカらしい話になると押っ取り刀でブログに取り上げる愛知の元地方議員のブロッガーの方も、今回ばかりは余りにもバカバカしい話と歯牙にもかけていないのか、いつもの辛口のブログに取り上げられていない。


こんな男を幹事長に戴いて支配下にある自民党議員は菅総裁も含めて、如何に質的に劣化しているか、連日の不祥事事件の暴露で良く理解出来る。すべからく、老害議員として丁寧に定年へと送り出すべきである。





「ギッチョ」は差別用語か




入院中にリハビリのインストラクターから、「あなたの利き足は左ですか右ですか」と聞かれて左と答えても、聞く方も聞かれる方も別に侮蔑的な意味合いは何もない。しかし、利き腕が左となると何となく差別的な感じが生まれる。

聞かれなくても、字を書く時や食事をする時の動作で左利きの人は直ぐ判る。我々高齢者の世代では、幼い頃に左利きと判ると親から無理矢理に右利きに矯正されたと聞く。幸い私は生来の右利きだったのでその目には合わなかったが、幼馴染の友に手の左利きは矯正されたが、足の方は何も言われなかったと言う人がいた。


当時は左利きは行儀が悪い、醜いとされ、人によっては「片輪(かたわ)」と見られたようである(この「片輪」という表現も今は差別用語で、パソコンで漢字変換しても出て来ない)。我々子供の間では話し言葉に「ギッチョ」、又は「左ギッチョ」という言葉を普通に使っていて、この高齢のトシになっても同年代の間で平気で使っているが、現代社会では差別用語、使用禁止用語になっているらしい。


数日前の新聞の随筆欄に左利きの人が、「ギッチョに差別的意味?侮蔑的に扱われたことはない」と題した一文を寄せているのを興味深く読んだ。ご自身はそう言われても全く差別されている、バカにされているとは思ったことはないとのご意見である。現実に最近の米国大統領のバラク・オバマ、ビル・クリントン、ジョージ・ブッシュ父子、ジェラルド・フォード氏らは皆左利きで、最近の8人の中では多数派だと実例を挙げている。


テレビを見ていると、最近はグルメ番組が主流を占めている加減から、出演者が「美味いッ!」と叫びながら料理を食べている光景を良く見るが、特に若い人に左で箸を持ったり、ナイフを器用に扱っている人、要するに左利きが余りに多いので、我々高齢者も違和感を抱かなくなった。察するに、今の若い親は左利きの自分の子供を見ても「片輪」と思わず矯正もしないらしい。ただ、ハサミや包丁、ゴルフのクラブなどは一般に右利き用に作られているので、左利きの人は特別仕様の道具を探すのに苦労しているかも。


上記随筆を寄稿した人は「父親が私を野球の選手にしようと思って無理に左利きにした」との母親の言葉を紹介しているが、この時代にギッチョで活躍したプロ野球の選手とは、川上哲治氏か金田正一氏が父親の頭にあったに違いない。ギッチョが片輪と認識されていた時代でも、この二人は特別扱いだったようである。







アルパカのセーター




毎年冬になると押し入れの引出しから出して洋服ダンスに吊るしたまま着ることなく、春になると元の押し入れに引出しに仕舞い込む二着のセーターがある。稀少なアルパカの純毛セーターで1983年にペルーに駐在赴任した夏休みにマチュピチュを訪問した時、前夜に宿泊したクスコで買ったものでもう37年になる。

何故着ないかと言えば、気を付けて収納した筈がいつの間にか虫に食われた小さな穴が数ヶ所開いているためである。37年も経てば捨てても良い筈だが、日本では簡単には入手出来ない貴重品のためで惜しくてずっと保管している。そのセーターの内の一着を久し振りに身に付けた。


着る気になったのは最近外出する機会がなく、精々自宅の近くを散歩するかスーパーなどで買い物をする程度なので、少々虫食いのセーターを着ても人目に付かないと考えたからである。着て見ると虫食い穴は少なく意外と人目に付かない。加えてアルパカの毛に特有の非常に軽くて暖かい。思った通り快適な着心地である。二着ともVネックなので、下に襟付きのスポーツシャツかカッターシャツを着る必要があるが、今回は病院や買い物の予定がないので、下着のシャツの上から直接身に付けた。それだけにアルパカ毛糸の暖かさがジカに伝わって来る。


クスコでこのセーターを買う気になったのは、同行の同じ事務所の同僚が買ったのと現地で会った日本商社の駐在員が、「アルパカのセーターは銀座で買うと一着6万円はする」と言って買っていたのにつられたためである。私が買ったのは一着16ドル、当時の換算レートでは1ドル300円前後だったので、約5千円程度で超お買い得感があったからである。後でリマに戻って民族土産店で「クスコのような観光地の土産店は高い。自分の店では一着12ドルで売っている」とのことであった。灯台下暗しだったのである。


しかし、アルパカ純毛品は防虫に神経を使う上、家庭の電気洗濯機では洗えない。保管に大変だが、それだけに値打ち品との感触がある。数ヶ所の虫食いに遭ったのは残念だが、クスコ・マチュピチュ旅行の想い出と、何よりその着心地の良さを楽しむため、自己満足のために着続ける積りである。アルパカセーターの上からジャンパーを羽織れば虫食い穴が人目に付かないので問題ない。貴重な財産として大切にしたいと思っている。



筋書き通りのドラマ




歌舞伎勧進帳で、奥州に落ち延びる義経一行が安宅の関で関守の富樫左衛門の厳しい詮議を受け、弁慶の機転で無事に関を通過する話は誰もが知っている。赤穂浪士が苦労した生活の結果、最後には吉良邸に討ち入り明け近く上野介を炭小屋で見つけ主君の怨念を晴らす話も誰もが知っている。いずれも結果を知っていて、観客は高い入場料を払って舞台や映画館に足を運ぶのである。同様に、安倍前総理が「桜」問題で告訴されながら東京地検で不起訴になることは誰もが予想していた。「出来レース」という人もある。


その理由は簡単である。過去に告訴されながら不起訴となった国会議員がゴマンといながら、最終的に起訴処分され有罪となった議員は誰もいないことである。例えば、金丸信元自民党副総裁の佐川急便から5億円の闇献金、橋本元総理の日本歯科医師会からの1億円闇献金、小渕優子元経産省大臣の3億2千万円の不正会計処理、鳩山元首相の資金管理団体から4億円の収支報告書未記載などなど。「陸山会」の4億円不正会計処理で唯一起訴されて有罪となりながら、後に無罪となった小沢一郎民主党元代表もいる。日本は何かにつけ前例が重視される。

いずれも、不記載や虚偽記載での立件には、いつの間にか動機の悪質さに加え億単位の額の規準が出来ており、今回の安倍後援会事務所の場合は3022万円の収支報告書未記載だから過去の実例に比べスケールが小さいのも影響しているようである。不正の悪質さより金額の多寡が重視されている。


日本の検察はことほど左様に政権への配慮が強い。日産のゴーン氏が日本の司法制度を問題にする由縁である。これに比べて韓国の検察は政権に対して容赦はない。歴代大統領が辞任後例外なく有罪となり刑務所で臭いメシを喰らい、中には自殺者まで出る政権に、韓国の政治家を笑う人もいるが、日本も検察が強ければ韓国と同じと言える。


今回の「桜」問題で、一部メディアや野党が安倍氏が国会で118回も虚偽発言したのを検察が触れなかったと批判するのは筋違いである。今回安倍氏が告訴されたのは政治資金収支報告書未記載問題であり、国会でのウソ発言・国会軽視とは別問題なのである。この件についても別の弁護士団体から告訴されているので、いずれなんらかの進展がある筈である。







鳥の世界もパンデミック




人間社会を騒がせている新型コロナウィルスと同様、今年は後半に入って鳥の世界も鳥インフルエンザが急速に蔓延の傾向がある。11月5日に香川県で初めて確認されて以降、12月14日現在全国10県で連鎖的に発生しており、特に西日本に集中している。その中に我が滋賀県も入っており、自分の名前が日本語で話せるインコ2羽を飼っている我が家では神経を尖らせている。


鳥インフルは、シベリアから朝鮮半島を経由してやって来る渡り鳥が高原性ウィルスを保持しており、野鳥やネズミ・イタチなど小動物に感染させて媒介しているとされている。滋賀県は琵琶湖に渡り鳥が多く飛来し、感染させる危険性が高い。我が家の裏庭には良く野鳥が飛んできて、その中に渡り鳥も確認したことがあるので、我が家のペットに感染させる可能性があり、鳥籠を外に出さないよう気を配っている。


新聞報道では、今年は過去最大の10県で336万羽の鶏が殺処分されたという。その中で鳥インフルに感染した鶏はほんの数羽で、他は同居していた健康な鶏と言われる。殺処分の方法は古くは焼却方法だったが、今では炭酸ガスをポリバケツに充満してその中に鶏を入れたり、鶏舎全体に二酸化炭素を満たして安楽死させる方法がとられているらしい。まるでアウシュヴィッツを連想させるが、焼却処分に比べて安楽死であり、飼い主の精神的悲哀を和らげ、動物愛護協会も反対をしていないという。しかし、報道では殺処分と一言で済ませているが、その方法があまり公表されていないのは、一般庶民感情を考慮してのことに違いない


しかし、殺処分される336万羽の大部分が感染を懸念される健康な鶏と聞くと、如何にも勿体ない気持ちになる。そのために鶏卵市場や鶏肉市場が被る影響は甚大である。特に鶏肉は食肉市場で日本人の消費が最大であった豚肉を凌駕したと言われる。日本人一人当たりが食べる量は、牛肉6kg、豚肉12kgに対し、鶏肉13kg(2019年)というデータもある。


そう言えば、日本人に人気のグルメのトップは鶏の唐揚げが占めており、その他に焼き鳥は専門店やチェーン店がある程の人気、他に名古屋の手羽先、親子丼、チキンライス、棒棒鶏、鶏の水炊き等々、多岐に亘る人気メニューがある。日本では余り馴染みがないが、私が南米駐在時代に好みであった若鶏の丸焼きがある。取引先の知人と3人グループで一匹注文すると、オーブンから取り出した熱々の丸焼きを現地の知人がナイフとフォークで器用に切り分け、この部位な何々とスペイン語で教えてくれながら齧り付いて平らげた美味しさは忘れられない。


殺処分された健康な鶏の数で、これらの料理は膨大な食材が無為になっている。鳥インフルに感染した鶏と健康な鶏を峻別して美味な食材を確保する方法がないものか、勿体ない話とつくづく思う。









総理の朝食




菅総理の毎夜の宴会続きが非難を呼んでいる。そのなかでも槍玉に上がっているのは、12月14日の二階幹事長、王貞治、杉良太郎、みのもんた等8名の各氏との高級ステーキハウスでの会食。特にGoToトラベル全国一時停止を発表した直後だけに世間の風当たりが強い。


食い物の恨みは人間誰もが持つ本性である。案の定、その時の食事の内容まで調査が行き届いている。このステーキハウスは一人3万円でアルコールは別。極上ステーキに庶民の人気の焼酎「いいちこ」という訳はないだろう、高級赤ワインが付くに違いない。となれば一人5万円はかかっている。出席者の話では割り勘で払おうとしたら、いいと言われたらしいので、国民の血税で支払われたことになる。


総理はこの高級ステーキ会食と同日に、紀尾井町の高級ホテルレストランで15名の参加者による中華料理の忘年会に出席している。コロナ自粛下での会食は4名までとのガイドラインも糞喰らえである。一流中華料理店での宴会だから、我々の中華料理のように「餃子の王将」で餃子一人前に焼きそば一皿で済ませている訳はない。コース料理に決まっている。やはり一人につき5万円はかかっているに違いない。とすれば、菅総理は一晩10万円のはしご宴会である。総理の自腹ではないことは容易に推察が付く。


という訳で、世間の目は菅総理の連夜の宴会に目が向いている。新聞の「首相日々」や「首相動静」のコラムも最後の宴会の記事しか目を向けないかも知れないが、実は朝の動静も要注目である。早朝、官邸の敷地内を散歩した後、虎ノ門のホテル「The Okura Tokyo」のレストラン「オーキッド」で秘書官と食事とある。これは判を押したように毎朝の日課となっている。


仕事初めに秘書官とその日の予定を確認するのは重要な仕事である。企業の社長もまず秘書課員からその日の行動予定を確認するのが仕事初めである。ただ食事をしながら勤務と言うのはあり得ない。その意味で首相も朝食は自宅で済ましてから官邸に出勤して秘書官と予定の打合せをすると言うのがけじめである。何も朝飯までミミッチク税金で支払う筋合いはない。


この話をカミサンにすると、「総理の奥さんは何もしなくていいなぁ」と羨んでいた。





旧型コロナとは何だったっけ?




この一年近くにわたり、新型コロナウィルスの言葉を聞かない日はない。「新型」とある以上、「旧型」があったに違いないが、「新型」が登場後、その感染力の強さや拡がりが余りに鮮烈で強力な上、予防法・治療法が不明という恐怖に強く印象づけられて、「旧型」とはどんなものかまるで忘れてしまった。「旧型」とはどんなウィルスで、どんな拡がりがあり、どう収束したのか、今になって改めて調べて見る気になった。


こんな場合、インターネットで検索して見れば関連情報が出ている。図書館に行ってどこに資料があるか調べ廻る必要がないので便利な時代である。あるサイトの医師の情報によれば、旧型コロナには4種類のコロナウィルスがあり、いずれも風邪のウィルスで「流行性感冒」と言われて殆どの子供が感染するが、適切な治療薬があり早くに完治した。新型は現在流行しているCOVID-19と2002年に一部で流行したSARS-Cov、20012年にサウジアラビアでヒトへの感染が発見されたMERS-Covの3種類を新型コロナと確認されている。


SARS-Covはコウモリのウィルスがヒトに感染して重症肺炎を引き起こすようになったと考えられている。2002年11月から9ヶ月間で30を超える国と地域に拡大した。ヒトからヒトへの伝搬は市中において咳や飛沫を介して起こった。死亡した人の多くは高齢者や心臓病、糖尿病などの基礎疾患をもともと持っている人だった。


MERS-Covはヒトコブラクダに風邪症状を引き起こすウイルスで、種の壁を越えてヒトに感染すると重症の肺炎を引き起こすと考えられている。感染者の多くは軽症で伝搬様式はヒトからヒトへ持続的に感染が拡大したことはない。


Covid-19が現在、世の中を騒がせているやつで、まとめを振り返るのは1年後か。刻一刻と情報は増えているので、読者が一番新しい知識を持っていると思う。今流行のウィルスは怖そうだが、過去の事例を見ると今回のCOVID-19とどこか似ている気もする。怖がりすぎず、かつ油断し過ぎないことが大切である。(とサイトの医師は逃げている)


要は、先の新型コロナ2種は予防薬のワクチンも治療薬も開発されないまま自然消滅(再発の可能性はある)したように、今流行のCovid-19も気長に待てということか。




二日連続で病院に缶詰め



二日連続で済生会病院に缶詰めになった。退院したばかりの病院に再入院した訳ではない。外来診療で二日連続の昼食抜きの苦難にあったのである。二日目は予め判っていた。手術後の経過観察で4つの関連する診療科が、折角来院するなら同じ日に設定してあげようとの親切心で、1時間置きに連続する予約を組んでくれていた。


問題は一日目の予想外の外来診療だったのである。術後の後遺症だと思っているが、2週間前から原因不明の右顎というか頬顎かに激烈な痛みを覚え、食事どころか歯を磨く時に口を開くにも難儀する。長年歯医者にご無沙汰しているので、歯茎が痩せて入れ歯が合わなくなっているかと思って久し振りに数年前に世話になった歯科医にみて貰った。入れ歯の端が歯茎に当たって傷がついているということで、入れ歯の端を少し削って貰ったが、食事する時の顎の痛みは治まらない。

歯医者以外にどの診療科が専門なのか不明だったのでネットで調べたら耳鼻咽喉科という意外な情報を得た。翌日、近くの耳鼻咽喉医院に診て貰ったが原因が不明で、患部に付着した細菌かも知れないと殺菌薬を処方して貰って5日間様子を見たが痛みは治まらない。同医院で精密検診のため済生会病院を紹介してくれた。食事も出来なければ緊急を要すると即日予約を入れてくれたのが同日の一時間後の午前11時である。良く即日に取れたものだとマイカーで駆け付けた。


外来診療の多い大病院で直ぐに予約が入る筈がなく1時間40分待たされて午後12時40分にやっと診察室から声がかかった。勿論昼飯抜きとなった。この診療科が混み合う筈である。緊急患者の私に対して40分もの長時間、微に入り細部に亘り咽喉にカメラを入れる検査を含めた精密検査をしてくれた後、翌日に4ヶ所もの予約来院の予定があるなら、同日の最後にCT検査を入れよう、但し造影剤を投与するので昼は絶食になると言い渡された。結果としてその日の耳鼻咽喉科の診療が終わったのは、薬剤の処方を含めて午後3時を過ぎ、その日は丸一日医院で過ごしたことになる。


翌日は4ヶ所の診療科にCT検査が加わり、その日も丸一日、昼食抜きで二日連続の病院暮らしとなった。CTの結果を聞くため来週月曜日、再度済生会病院に行くことになっている。


食事の歯の痛みはまだ癒えない。お陰でこのブログ投稿の気力も失せ休んでしまった。








サプリは高いばかりで効果ない




テレビや新聞広告の主流は、今やサプリメントの派手な、どう見ても誇大広告で占められている。膝が強くなって階段の昇り降りがラクになった、夜中に何回もトイレに立つ頻尿症が治った、シミ・ソバカスからお肌を守るケアなどなど。中でも、通常価格6000円のところ、お試し価格で1500円や、「本日のみの限定価格で30分以内にお申込み下さい。オペレータを増やしてお待ちしています」など畳みかけて来るので如何にも胡散臭い。薬の錠剤のような形状で「1粒にレモン33個分」とあるので、如何にも医薬品で効き目がありそうに見える。


このようにサプリメントは医薬品で、メーカーも例えば「小林製薬」とあると如何にも薬と思うが、広告を良く見ると「健康食品」とあり、医薬品とは謳っていない。薬なら薬事法による認可が必要だが、サプリにはその手順を踏んで販売されているものはない。その割にはサプリの市場は大きく幅を利かせているので、病院の何人かの医師にサプリは広告の謳い文句通りの効果があるのか聞いてみたことがある。しかし、医師達はハッキリと意見を言わない。「効く人もあれば効かない人もある」とお茶を濁している。


サプリの商法も、お試し価格に魅かれて1回で済ます積りで注文して見たら、翌月に頼んでもいないのに同じ商品が来て4倍以上の通常価格の請求書が来たとの話もある。お試し価格を依頼した時の注文書には、隅っこに殆ど読めない小さな字で「3回以上の定期購入が条件」とあったらしい。その人は消費者センターに相談したら、注文書にその条件がある以上解約は出来ないと言われたという。その人は泣く泣く3回、通常価格で買わされたことになった。こうなると、詐欺か悪徳商法である。


ではそのサプリが広告通りの効果があったのかと言えば、「医薬品でなく健康食品なので、肉や野菜など栄養のある食品を食べ続けるのと同様、服用を続ける必要がある」らしい。


こんな詐欺まがいの商品に、今まで批判する専門家はいなかったが、この程「ウコンを飲み始めて3ヶ月で死亡」のタイトルでサプリを真っ向から否定する内科医の記事がある(こちら)。日頃の疑問を解消してスッキリした気持ちになった。




儲け主義の医院




近所の皮膚科医院に行った。別に診察治療して貰うような症状は何もない。毎年この時期に出て来るパックリ傷と言われる「ひび割れ」が、右手指に5ヶ所、左手中指に1ヶ所出来て、前回貰った薬が良く効いたため、再び貰いに行ったのである。受付で、「忙しい先生に診て貰うような症状ではないし、後の患者も待っているので、薬の処方箋だけ発行して貰えませんか」と頼んだが、症状を確認しなければ処方は出来ませんとの素気無い返事だった。


「私の通う内科医院は、毎回降圧剤を貰うだけで至って健康なので診察の必要がない。電話一本で処方箋を発行してくれて受け取りに行くだけで良い」とねじこんだが、この皮膚科医院は応じなかった。30分待たされて診察室に呼ばれたが、案の定私の指のキズをチラリと眺めただけで、「ではご希望の薬を処方しましょう」と言うだけで、傷口に薬を塗るなどの処方もしてくれなかった。


受付で処方箋と同時に診察料の請求書を貰うと、「初・再診料 288点、投薬68点 総診療費3560円、負担金360円」とある。360円を払っただけで良かったが、医院は3分間の診察・治療なしで健康保険組合に3560円請求出来る。医院はこれが目的だったのである。


支払いを終えて、隣にある薬局に入り処方箋と健康保険証を提示する。暫く待って、2種類の薬(5%サルチル酸ワセリン軟膏 100g1瓶、ゲンタシン軟膏0.1% 1mg 20g 2本)を渡された。これで合計230円。診察・治療なしの先程の医院より、良く効くこの2つの方が安い。ことに私が好きな即効薬ゲンタシン軟膏は2本もついてくる。なんだかトクをしたように感じた。


先程の医院で看護師に、「水仕事もしないのにひび割れを起こすのは何故か。予防する方法はないか」と聞くと、手指が乾燥しているからで、「コシツ剤を塗ると良い」という。初めて聞く名で「コシツ剤」とも「トシツ剤」とも聞こえる。どんな字を書くのかと聞くとメモに、「保湿剤」と書いた。「ホシツ剤」が正しいらしい。どんな薬かと聞くと、例えばハンドクリームと言う。それなら初めからそう言ってくれれば良いのに、専門用語を使われて困った。しかし参考になった。今まで女性専用とおもっていたが、自分でも試してみようと思う。






議員とはそこまでカネに汚いのか




今日の毎日新聞夕刊、近畿版の一面記事のことである。「徒歩5分“交通費”日額3000円」の大見出しがあり、「市民、廃止陳情不採択の神戸市議会」の副主題が付いている。議員報酬は全国トップクラスの年1600万円の神戸市議に、新型コロナウィルス禍で経費削減を目指すべき中での費用弁償は理解し難いとして「市民オンブスマン兵庫」が廃止を求めて市議会に陳情書を提出したが、12月1日の議会総務財政委員会で、自民・公明・立憲3会派の反対で不採用になった、維新・共産などは賛成したとある。


市議会事務局によると費用弁済は本会議や委員会に出席した日数に応じて支給。2018年度は69議員に計1530万5000円が支払われ、20年度も同様の予算を組んでいるという。9割が議員用駐車場に登録しておりマイカー利用が多い。中には片道210円のバスで来る議員も自宅から徒歩5分で交通費のかからない議員も含んでいる。公共機関なら最も遠方の議員でも実質は往復2000円程度と言い、18年度決算総額の5分の1の311万円で済むとの試算がある。


それでも市議会が申し出を却下した理由は何か。「議員の中には交通費だけでなく“いろいろかかる”」との理由だけで。“いろいろ”とは何か、具体的な中身を問うと「わからん」との答えだったと言う。議員個別に意見を聞くと、「議員報酬との二重取りになり、制度自体に反対」とか、「市民感覚的にはかかった分を受け取れば十分ではないか」と否定的だが、「会派内にも多様な意見があり悩ましい。採決の態度を決めるのは政治の世界でもある」でチョンとなっている。ある議員が最後にポロッとこぼしたのは「オンブスマンに言われて削るというのもなあ」。


国会議員に比べてスケールが小さい話かも知れないが日本は議員天国。選挙の時の低姿勢と当選した後の姿勢が見事に異なる転身を見せても平気な世界である。






米国最高裁の姿勢




今日のワシントンポストの配信で、
「Supreme Court denies Trump allies’ bid to overturn Pennsylvania election result. (米国連邦最高裁、ペンシルベニア州選挙結果を覆そうとするトランプ陣営の訴えを却下)」の記事が目を引いた。早速、日本の新聞にも報道されている。


日本の最高裁判事を選ぶ選挙でさえ、投票用紙に印刷された候補者の名前に目を通すことなく、盲でノーマーク投票してしまう程、興味がない。ましてや米国の連邦最高裁など、どんな組織でどんな機能を持っているか、全く関心がなかった。そんな我々の注意を引いたのは、この秋に89才で亡くなった米国史上2人目の女性判事、ルース・ギーズバーグの「私の後任は新しい大統領が任命すべきだ」との一言が世界の反響を呼んだ背景である。ギーズバーグ判事は長年の最高裁判事としての活動で、多くの米国民に慕われた米国司法界リベラル派の英雄との最高の評価を得ていた。

米国最高裁の判事は終身制で定年がなく、本人の死亡か自主的退任、弾劾される以外は欠員が出ない。現在の定員は9名で、現在はその内保守派が5名、リベラル派が4名とほぼバランスがとれた陣容だった。その内、リベラル派のギーズバーグ判事死亡による欠員をトランプ大統領が保守派を任命し、近く実施される大統領選で自分が破れた場合に最高裁で覆す意図を持っていたのである。ギーズバーグ判事はこれを懸念し、自分の後任を任期が近い現行の大統領でなく、新しく選出された大統領が任命すべきと主張したのである。これが合法的であり、広く米国民から支持されていた。ところが、トランプ大統領は期限ギリギリに強引に予て自分を支持していた保守派のエイミー・パレット女史を任命してしまったのである。


こんな背景があり、人々の関心が急激に米国連邦最高裁に向けられていた。案の定、トランプ大統領は選挙に敗れ、各州の裁判所に選挙無効の訴訟を起こしたが、ことごとく却下された。そこへ今回初めてペンシルベニア選挙に対する最高裁の判定が出たのである。


米国最高裁には、自己の主張を殺し、あくまで法を守り通す精神が貫かれている。自分を任命した大統領の意向に沿うことはない姿勢があり、過去には自分を任命した大統領に反抗した判事もあった。今回もトランプ大統領が任命したパレット女史も、大統領の意向に沿うことはなかったのである。


これが米国最高裁の姿勢である。無理に黒川東京高検検事を定年延長してまで検事総長に据えて政権の意のままにしようとした日本の司法界との違いが改めて浮き彫りになった。






驚きの喪中はがき




今まさに年賀状を作成中、驚きの喪中はがきを受け取った。故人の名で驚いたのではない。昨日に亡くなった人の喪中はがきが翌日の今日郵送されて来た、その時間的な問題である。


今日、12月9日に届けられた喪中はがきには、「実弟(名前入り)が12月8日73才で永眠しました」とある。差出人は私の古い友人で発送地は京都、私の家は滋賀県にある。はがきには確かに12月8日の消印が明瞭に押されている。日付の下に「12-18」とあるので、正午から18時の間に受け付けられた郵便物である。


葬儀は勿論のこと、通夜すら行われていない神業的な処理である。特に多くの人が賀状を出す時期であり、早い人は既に投函済のタイミングなので、喪中はがきは急を要するが故の投函だったに違いない。この知人は長い間、京都の府会議員を務めていた。党の要職にあった筈である。喪中はがきの文面も、印刷業者が用意した通り一遍の無味乾燥な文章ではない。それに加えて、自分の意見を加えた独自性のあるものである。


その職責にあった関係から、喪中はがきの宛先は多岐多量に亘るに違いない。宛先はパソコンの住所録からのものと推察されるが、その量の多さから、我々のジェット・プリンターで、コトコト打ち出しているようでは追い付かない。業者に依頼してレーザー・プリンターで一気呵成に印刷したものと思われる。そう思って見れば宛名の印刷跡はジェット・プリンターのような、しっとり濃い字体ではない。


いずれにせよ、取込みの多い遺族がやる仕事ではない。一切を業者に依頼したものに違いないが、それにしてもユーザーフレンドリーに溢れた姿勢がこの喪中はがき一枚から見てとれる。


通常舞い込む喪中はがきは、正月を過ぎると捨ててしまうが、今日受け取ったものは、通常ではあり得ないものとして、記念と話のタネのため、当分保管しておくことにする。







働き者社会に非正規雇用者を作り出した男




私の世代が現役の頃は、日本の労働者はほぼ全員が正規社員で、非正規雇用者は存在していなかった。僅かに季節労働者として、一時的に多忙となる業種、例えば年賀状のやりとりが集中する郵便局などでは、学生バイトを採用するなどの例外はあったが、その他の定期雇用者は全て正規労働者であった。その立場は労働基準法や企業の労働組合で雇用が保証され、余程の理由がない限り、解雇することは法律で禁じられていた。これが日本の働き者社会を形成していたのである。


例えば、ガソリンスタンドで働く給油者ですら、正規で安定雇用が保証されていた。全てが雇用保険、厚生年金、労災保険などの負担義務はあったが、その分将来の保障は確保され、それが豊富な年金基金をもたらしていたのである。


そんな労働環境にあっても一部の専門技能を要求される職種には、派遣労働者が存在していた。例えば、私が従事していた業種では英文タイピストや通訳で、その職種は派遣法で厳しく制限されていた。製造現場に派遣労働者を採用することは許されず、必要な場合は正規社員として採用する必要があったのである。


この安定した日本の雇用状態を大きく変えたのは小泉首相であり陰で提唱した竹中平蔵大臣であった。竹中氏は厳格に制限された派遣労働の職種を段階的に解消し、最終的には全職種に広げてしまった。これが非正規雇用者を拡げた元凶である。この頃は安定雇用を保障していた労働組合の力が弱まり、経営者は安い賃金で雇用出来る安易な採用方針に転向したのである。


派遣労働者の促進を提唱した竹中氏は、今や派遣大手のパソナの会長として大儲けしている。最初はその地位を隠して慶応大教授を肩書に、非正規社員を推奨し、日本の雇用関係を崩壊させた巨悪の存在と見ていた。同じ見方をしている専門家が竹中氏を糾弾する記事を連載している。その一例が(こちら)に詳述されている。


全ての勤労者が正規社員だった我々の時代に比べ、現在は正社員63%、非正規37%と1/3の労働者が不安定な安い給料で働かされている。





ダンピング症候群




「ダンピング」とは海外取引に取り組む現役時代に良く聞いた言葉だったが、「ダンピング症候群」と聞いて意味が良く分からなかった。この言葉に接したのは、入院中の胃切除手術後に病室に訪れた栄養士からで、経済用語ではなく医学用語だったのである。それも、胃を切り取られた患者しか耳にすることがない特殊な言葉である。


「ダンピング症候群」の意味するところは、本来胃は食物と胃液を混ぜて粥状にし、半液体で徐々に小腸に送り出す機能を持っているが、胃を切除すると食べた食べ物が急速に、或いは直接小腸に流入するために起こる症状である。胃の全摘或いは部分摘出をした患者に起こる症状である。


私は幸いにして全摘ではなく3割は残して貰った部分摘出だが、健全な機能はなく「ダンピング症候群」に見舞われる余地が多いとの宣言を受けた。


具体的にはどんな症状が起こるかと言えば、動悸・目まい・冷や汗・全身倦怠感の他、腹痛・下痢・嘔吐などがあるらしい。食後2~3時間に手足の震えを伴うこともあると言われる。これを避けるため、食事は少しずつ良く噛んで、食べたものを口の中で粥状になる程、胃の働きを代行すること、その為に少量でも一回の食事に30分以上かけることがガイドラインと教え込まれた。そのため、食事毎にテーブルに時計を置いてラップタイムを測りながら食べている。辛いのは暫くアルコールがご法度で、今までの晩酌に慣れた夕食が味気なくなっている。焼酎の湯割りで、湯8:焼酎2に梅干しを入れる飲料でもダメかと栄養士に迫っているがまだ許可が出ない。


「ダンピング症候群」を避けるため、午前10時・午後3時・午後8時にカロリーメイトなどの栄養補強菓子、カステラやビスケット、ココアなど栄養を補強する間食を欠かさないようにも言われ、これは喜んで実施している。


幸にして、「ダンピング症候群」に現れる症状は経験したことはないが、アルコールの他、即席ラーメンや香辛料豊富なカレーなどは禁止され、毎月の栄養相談の都度解禁を懇願しているが、術後一ヶ月ではまだOKAYが出ない。食事に楽しみのない毎日である。




「その行為、実名でもできますか」




昨日の毎日新聞夕刊トップ記事にあった「“自粛警察”再燃の恐怖」の見出し記事の中のサブタイトルとして、「その行為、実名でもできますか」が埋め込まれていた。尤も、毎日新聞の夕刊は地方により異なるらしく、この記事は近畿で発行されている夕刊にあったが、毎日デジタル夕刊版には見当たらなかった。


内容は大阪府で発令されたコロナ非常事態を示す「赤信号」に対応して、居酒屋やラーメン店などに要請された営業時間短縮に対する影響である。特に「自粛警察」と呼ばれる匿名による非難や抗議に焦点を当てている。


店では消毒、飛沫防止アクリルの仕切板、除菌薬設置などコロナ対策を十分施し、指定された短縮営業時間を忠実に守って開店しているにも関わらず、匿名の封書が郵送され、中にはパソコンで打たれた手紙が入っており、「コロナで国が自粛を求めていることをご存知でしょうか?ニュースを見ていますか?」、「何故ここから移転されないのでしょうか?公害であることを忘れるな!」、「堺市民として恥ずかしくないのか?取り敢えず警告はします。恥を知れ!!堺市民大表(原文のまま)」とあった。SNSでもこの種の誹謗中傷文には誤字・当て字が多いらしい。発信者の教養の程が判る。


ツイッターなどでも匿名による誹謗中傷で精神的、肉体的な被害を受けた事例が良く報告されている。匿名であるが上に無責任に発信しているらしく、正式の手続きで発信者を特定する動きがあると蒼くなって弁護士に相談する話も聞く。


いずれも、「表現の自由」の美名の下に公に認められ、匿名発信の規制はかかっていないが、考えればオカシナ話である。憲法では国民の基本的人権は保障されていて何をやっても自由であるが、それには「公共の福祉に反しない限り」の条件がついている。他人に迷惑をかけない範囲で尊重されているのである。権利ばかりを主張して義務を忘れているのである。


「表現の自由」もこれを運用してプライバシー権を守るために、それを侵害する表現の自由を制限する、匿名による発信は憲法違反としてこれを禁じることは出来ないのだろうか。匿名を禁じることで、SNSによる誹謗中傷はなくなり、正しい意見を発信し合う場となる筈である。




二代続けて国会嫌い




菅首相は就任に当たって、安倍前政権の継承を表明した。これを聞いた時、「困ったな」と感じたものである。前政権が立派な業績を残して去った場合は許される姿勢かも知れないが、誰もが知る泥まみれで「後を濁して飛び立った鳥」である。本来なら、これを否定して新たなビジョンを示し、日本を変えるとの意気込みを示して欲しかった。丁度、バイデン次期大統領のような姿勢である。


政権が発足して明らかになったのは、「隠蔽姿勢」、「説明拒否」、「貧弱な語彙、(又は総合的、俯瞰的の表現で代表される意味不明の言葉の繰り返し)」、「秘書や官僚の書いた答弁書の朗読」などで、良いところは何もない。これなら、政権交代の新鮮味は何もなく、安倍政権そのものである。「前政権の継承」という意思表示を見事に果たしている。


中でも問題なのは、安倍政権と同様、どうも菅政権も「国会嫌い」の様子が見られることである。与野党でのコロナ対策の議論が急を要する昨今、今臨時国会の会期延長をすることなく閉会しようとしている。現下の国の窮状の中で、議員先生達は職場放棄をして休みに入る構えである。そこには、国民のために奉仕をするという姿勢は何もない。


安倍氏の場合は、「外交の安倍」という美名の下に、国会をサボッテ不要不急の外遊に逃げた。その目的や成果の報告は何もない。ただ、政府専用機をバックアップを含め二機飛ばして税金の無駄遣いをやるだけであった。お得意の憲法無視で、国会議員の要求にも関わらず国会を開かないという前代未聞の憲法違反を犯して平気であった。


要するに、安倍氏も菅氏も国会議員にも関わらず議論苦手、議論がキライな点で共通している。若い頃から本を読まなかった精か、表現力・語彙・言葉遣いが決定的に不足している。


議論が出来ない議員を首相に選んだのは国民ではない。国民には首相を選ぶ権利はない。誰が選んだか判らない人物に国の舵取りを委ねている国民である。









新聞が読まれなくなった




2020年の主要新聞社の発行部数は、読売新聞(770万部)、朝日新聞(321万部)、毎日新聞(230万部)で朝日・毎日を足しても読売に追いつかない寡占状態になっている。しかし、この発行部数は2019年に比べると、読売(52万部減)、朝日(44万部減)、毎日(20万部減)と各社共に減少しており、この三社だけで100万部以上の減少である。これ程、新聞離れが進んでいる。


この現象は日本だけではない。米国でも同様で、発行部数の減少に伴う広告収入の減少をもたらし、NYタイムズなどは一時倒産の瀬戸際にあったと言われている。そのNYタイムズを奇跡的にV字回復させたのは、同社の歴代の紙による報道から、デジタル版に切り替えたのが功を奏した、それも大新聞社の姿勢を殺して小口読者の開拓に小まめな努力を重ねた成果の表れで、今や財政的にも健全経営に回復させている。


この傾向はNYタイムズだけでなく他の報道各社も同じ道を歩んでおり、今やネット上の電子版報道は花盛りである。しかも、電子版でもタダでは読ませない。記事の見出しだけを列記して、お目当ての記事を選んでも有料会員登録に誘導する窓が現れる。かってはNYタイムズもワシントンポストも記事の無料公開サービスがあり、私も無料会員登録をしていたが、今ではその時に登録したメールアドレスに毎日見出しだけを並べたメールが入るだけである。どの記事を選んでもタダでは読ませてくれない。

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そのアドレスを利用して毎日のように入って来るのは上述の画像のようなInternational readers (海外読者)への有料会員勧誘で、その内容もNYタイムズでは「一週間$0.50」、ワシントンポストではナント「3ヶ月$1.00」で制限なく好きなだけ記事が読めるとのキャンペーンである。一年分の会費を足しても銀行の外貨送金手数料の方が高い額なので、未だに登録していない。


かかる地道な勧誘努力が今の米国の報道各社の経営を支えている。





身近でも目が届いていなかった別世界




ドラグストアの商品棚の一角に、大人用「紙おむつ」の売り場がある。普通一般人は立寄ることのないコーナーだが、試みに一度覗いて見ると良い。「商品棚の一角」と言ったが、「一角」どころの話ではない。商品棚の端から端まで一列に亘ってズラリといろんなメーカーの「紙おむつ」の入った大きな袋が満載である。中には「尿漏れパッド」という「紙おむつ」の簡易版の商品も混じっていて、こちらも驚く程の種類が多い。


私が何故このコーナーに立寄ったかと言えば理由がある。胃の摘出手術の後、後遺症のように両脚スネから足首にかけて大きなむくみが発生した。入院中にこれを失くすため、排尿を促進する強力な薬の服用を調剤された。排尿がむくみを失くす因果関係は不明だが、その薬の効果は強力で、毎朝食後に服用すればその午前中は頻繁な排尿に悩まされる。極端な場合15分置きにトイレに駆け込みたくなる。


手術中に尿管を陰部に差し込み、術後も暫く続けられていた影響で、尿管が外れても尿漏れを起こす症状が出た。看護師は暫くの間、「紙おむつ」を着用するよう勧められ、産まれて初めて履くことになった。最初は病院で用意するが今後は病院内のコンビニで買って来るように指示された。最初の2~3回分は病院から支給されたが、退院時の請求書を見ると如才なく「紙おむつ」分も請求されている。


この強力な排尿促進薬は退院後も服用を勧められ、その結果毎午前中は頻繁な排尿で悩まされている。「紙おむつ」も今や常用となり、これが私をドラグストアに足を向けさせた理由である。


「紙おむつ」で満載の売り場を眺めて、世間ではこれ程多くの老人に需要があるのか、外目からは判らないが、想像以上の多くの人が「紙おむつ」を着用して娑婆を歩いているものだと改めて驚嘆した。