議員とはそこまでカネに汚いのか




今日の毎日新聞夕刊、近畿版の一面記事のことである。「徒歩5分“交通費”日額3000円」の大見出しがあり、「市民、廃止陳情不採択の神戸市議会」の副主題が付いている。議員報酬は全国トップクラスの年1600万円の神戸市議に、新型コロナウィルス禍で経費削減を目指すべき中での費用弁償は理解し難いとして「市民オンブスマン兵庫」が廃止を求めて市議会に陳情書を提出したが、12月1日の議会総務財政委員会で、自民・公明・立憲3会派の反対で不採用になった、維新・共産などは賛成したとある。


市議会事務局によると費用弁済は本会議や委員会に出席した日数に応じて支給。2018年度は69議員に計1530万5000円が支払われ、20年度も同様の予算を組んでいるという。9割が議員用駐車場に登録しておりマイカー利用が多い。中には片道210円のバスで来る議員も自宅から徒歩5分で交通費のかからない議員も含んでいる。公共機関なら最も遠方の議員でも実質は往復2000円程度と言い、18年度決算総額の5分の1の311万円で済むとの試算がある。


それでも市議会が申し出を却下した理由は何か。「議員の中には交通費だけでなく“いろいろかかる”」との理由だけで。“いろいろ”とは何か、具体的な中身を問うと「わからん」との答えだったと言う。議員個別に意見を聞くと、「議員報酬との二重取りになり、制度自体に反対」とか、「市民感覚的にはかかった分を受け取れば十分ではないか」と否定的だが、「会派内にも多様な意見があり悩ましい。採決の態度を決めるのは政治の世界でもある」でチョンとなっている。ある議員が最後にポロッとこぼしたのは「オンブスマンに言われて削るというのもなあ」。


国会議員に比べてスケールが小さい話かも知れないが日本は議員天国。選挙の時の低姿勢と当選した後の姿勢が見事に異なる転身を見せても平気な世界である。