新聞紙と電子版の報道記事



昨日の毎日新聞夕刊(関西版)のトップ記事は「国会を飛び回るトンビ」だった。各省庁から派遣された若い官僚が、扉が閉ざされた国会内の部屋で審議されている内容を、重い扉から漏れ聞こえてくる声に聴き耳と立てて取材し、本省庁に報告する役割を担う記事である。滅多に知られることのない任務なので結構面白い内容だった。しかし、この記事は既に1月17日に毎日新聞デジタルで報道されたのと同じである。


当初、各社の電子版は紙の新聞の後追いか、新聞休刊日の補完報道と思っていた。この頃のメディアの電子版は海外紙を含めて独自の地位を確保している。紙の新聞がスペースの制約で情報量が少ないのに比べ電子版にはその制約がない。従って、私は最近は電子版の方を重視している。第一、我が守山市でNYタイムズやウォールストリートジャーナルの紙の新聞は手に入らない。海外紙の場合は電子版でも制約があるが、報道したい内容はネットで見出しだけでも閲覧出来る。


現役時代の先輩で、メールで送信されたメッセージはいちいちプリントして紙にしないと読んで理解出来ないという役員がいたが、最近の私はパソコンのモニター上の情報でも苦にならない、むしろ情報量の豊富さで魅力を覚えている。報道の評論や解説、特集など詳しい記事は当初、紙の新聞の方が多く、電子版は速報性が優先されていたが、最近ではむしろ電子版の方が豊富になっている。


私はまだスマホを持っていないので、電子版はパソコンでしか見られない。携帯していつでも読める態勢ではない。従って、時間的制約があるためパソコンを開いている時にしか読めないが、それが嵩じて今では電子版を読むのが第一義になり、ブログを書く時間が犠牲になっている。最近の私のこのブログの更新が従来のように毎日継続せずサボッテいるのはこのためである。


私の近所の若い家庭では、新聞を購読していない世帯が多い。新聞配達員も各家庭に個別に回るケースが少なくなっている。毎日のニュースはテレビかスマホによる電子版で十分間に合っているからであろう。その代わり、ニュース解説や論説などで報道内容を深読みして理解する習慣はないようである。




真子さまの結婚意思公表は憲法違反



昨日の毎日新聞デジタルで、昨秋の真子さまの結婚の意思が強いこと及び父親の秋篠宮が受け入れられたのを公表されたことについて、その是非が論じられている。これが報道された当時、私は直感的に憲法違反ではないかと感じていた。


確かに、憲法では「結婚は両性の合意にのみ基づいて成立」するとしているが、これは日本国民の基本的人権として定められたものである。しかし天皇・皇后以下皇族は憲法下では日本国民ではない。皇族の地位は憲法では別に定められている。従って、皇族には我々国民のような基本的人権は認められていない。


その証拠に、皇族には参政権や職業選択の自由、表現の自由、居住移転の自由、海外渡航の自由などの自由権は保障されていない。その代わり、勤労・納税・教育の義務はない。つまり国民ではないのである。


働かなくても、皇族典範など関連法規により収入が保証されている。但し、所得税とか社会保険料などが差し引かれないのでマルマル懐に入る。住居の光熱費なども宮内庁が支払うので支出は殆どない。仕事をしないのに収入があるのはあんまりだと言う訳で、「公務」というものが別に国から依頼される。但し、一般サラリーマンのように毎日「公務」がある訳ではないが、自分の好き嫌いで選択出来ない。また、植樹祭とか国体、ボーイスカウトなどの大会に地方に出かけても、出張精算して日当や旅費が請求出来ない。「公務」そのものに対する手当はないので、ある意味タダ働きである。


外出先での買い物や食事はどうされているかは余り報道されないので判らない。吉野家の牛丼を食べたくても、「餃子の王将」で餃子を食べたくても、その自由は制約されてご経験がないと思う。つまり、日本国民に保障されている「自由」がないのである。


この意味で皇族は国民ではないので、憲法で保障されている「婚姻の自由」はない。従って、結婚の意思を表明し、それを認める発言をした父親も憲法違反だと思っている。








効く薬と効かない薬



退院後、経過観察の病院通いの増加と共に、毎日服用する薬の種類がまた増えた。今まで就寝前の血圧降下剤だけで済んでいたのに、今は朝食後に一種類、夕食後に二種類、就寝前に一種類を毎日服用している。


薬の歴史は人類の歴史と共に歩んで来たと言われる。一万数千年以上も昔の縄文時代の住居の遺跡から薬草と見られる化石が発見されたとの話がある。古事記にも因幡の白兎が毛皮を剥ぎ取られて紅い肌を露出して泣いているのを見た大国主命が、兎に川の真水で肌を洗い、川辺に生えていたある薬草を摘んで来てその上に寝かせると元通りに治った物語もある。


現代は薬の種類はゴマンとある。中には、毎日常用しているのに効き目のない薬があり、その弱点に目を付けて如何にも効果があるように大々的に宣伝するサプリメントも多数出回っているが、これらは薬ではなく健康薬品なので、高価なばかりで一般に効かないとの専門家の調査報告もある。


私の長年常用している降圧剤も余り効いているように思われない。その他の薬も同様である。検診の都度、医師が処方してくれるので機械的に飲んでいるだけである。


それ以外に、滅多に服用しないが応急的に飲む薬で劇的に効く薬がある。その一つは、寝ている時に急に起きる足の「こむら返り」で、応急的な足の親指を立てただけでは治らない時がある。かかりつけの医師が処方してくれた「芍薬甘草湯」と呼ぶツムラの漢方薬がある。これは済生会病院の薬剤部長も激賞した即効薬で、「こむら返り」が起こって数分で沈静するので常にベッドサイドに準備している。かってグループで登山した時、同行のある婦人が足が吊って歩けなくなり、山道に仰向けになって七転八倒して苦しんでいるのを見て、携帯していた「芍薬甘草湯」を提供したら、数分の内に治り、鼻歌で下山したのを見てこの薬の即効性を再確認したことがある。


もう一つは皮膚薬で「サルチル酸ワセリン軟膏」という聞きなれない塗り薬で、冬季のこの時期になると足裏が乾燥してカサカサに固まる症状が出た時に使用する。風呂上りの就寝前に塗り込むと、その夜の内に角質が溶けて気持ちが良い程スベスベになる。これも驚く程の即効性がある。


この二つの薬だけは私の絶大な信頼を受けている。






緊急事態宣言発令後の人出



緊急事態宣言発令日の翌日からでも人出の数が減っていないと伝えるニュースが相次いでいる。ある意味、止むを得ない現象と見ている。


定年直前に長年勤務していた企業から子会社設立の特命を受け、定年後に転退職して60人足らずの小企業ながら経営を任された経験から言えば、もし当時に緊急事態宣言で社員の出勤自粛を求められても応じることは出来なかったと思っている。


例えば、緊急事態宣言が発令された翌日の来客受入れ、社内会議、顧客訪問などのスケジュールはその日に取消し出来ない。またメール通信の7割を超す海外からの来信、照会への対応、本社から出荷される製品を受け取りに来る運送会社や国際宅急便業者への書類受け渡しなど、直ぐに取止めが出来るものではない。小回りが利く筈の我々小企業でもこんな状態である。ましてや社員数の各段に多い大企業は直ぐに対応出来ない。


という訳で、宣言発令翌日の主要駅の利用数をいくら調べても変化が起こる筈がないのである。通勤・通学者は将棋の駒ではない。激動の毎日の流れは机上の計画通りには変更出来ないのである。


加えて、通勤・通学者は若い年代が多い。活動範囲が広いためコロナに感染する機会が多いが、高齢者のように重症や死亡する率が少ないのはデータが立証している。従って、この年代層は感染することを苦にせず、感染しても風邪を引いたくらいにしか思わない。従って、外出して人混みに紛れることを苦にしないので始末が悪い。自治体がいくら口を酸っぱくして夜の飲食店利用自粛を求めても徹底しないのはこの辺にある。


緊急事態宣言後の人の動きに変化がないのは、上述のような理由もあるのである。




新政権による前政権の政策否定



米国バイデン大統領は就任当日に17本の大統領令に一挙に署名した。地球温暖化の国際的な取組み「パリ協定」への復帰、移民政策を刷新するための国境の壁建設停止、WHOから脱退の取り止めなど、トランプ前政権の政策を覆して新たな道を開いて行くためである。


一方、4年前にトランプ大統領も就任当日に立て続けにオバマ前政権の政策を全面的に覆す大統領令に署名し、「大統領になってその日に沢山の仕事をした」とサインを示す書類をテレビカメラの前にかざして自慢したことがある。


いずれも、大統領選挙の時に国民に公約した政策で、その結果信を得て大統領の椅子を勝ち取ったもので、その政策の内容は国民は周知している。共通しているのは、前政権の政策を「ちゃぶ台返し」に否定するもので、トランプ大統領の場合は前大統領が黒人だったため、人種差別が根底にあったとも噂されていた。この前政権の政策を全て否定して非難する習慣は韓国の歴代大統領に顕著で、代々の前大統領は殆ど裁判沙汰になり起訴されて有罪になり刑務所入りしている。


我が国では現在の菅政権も、本来はあれだけ嘘で固め悪行三昧の前政権の実績を覆えす政策を表明すれば簡単に国民に新しい時代を期待させることが出来たのに、何故か前政権を踏襲すると公言して苦境に立っている。


また日本は首班を国民が選ぶことが出来ないので、自分の政策を事前に国民に周知する必要がない。従って、議会の同意を得ないで発効する大統領令に相当するものがない。その代わり「閣議決定」という摩訶不思議なやり方があり、国会や国民が全く感知出来ない密室で国民生活を束縛する法律解釈が生まれている。


米国の大統領令は、国民の反発を喰らえば連邦議会の決定とか連邦最高裁の違憲判決で上書き修正される道がある。日本の「閣議決定」も同様な手段で否定する制度が必要である。





まだ薄暗い朝



一年で夜が最も長く、昼が最も短いと言われる冬至から丁度一ヶ月が過ぎた。言葉通りなら今頃は夜明けが早くなっているのだが、夏だと太陽の光が降り注いで明るい午前6時頃でも今は真っ暗である。


なお、1年で日の出の時刻が最も遅い日・日の入りの時刻が最も早い日と、冬至の日とは一致しない。我が滋賀県では、日の出が最も遅い日は冬至の約半月後であり、日の入りが最も早い日は冬至の約半月前である。昨年の日の入りが最も早い日は11月30日~12月11日の午後16時45分だったが、その後1分ずつ遅くなり今日1月23日では17時15分で丁度30分、それだけ日が長くなっている(筈である)。


ところが、日の出時刻は1月3日~1月13日の午前7時5分で、今朝は午前7時2分とまだ3分の差しかない。しかも、この日の出・日の入り時刻は滋賀県の周囲に山がない平野と仮定してその地平線に太陽の出入りを計算上で算出したもので、我が守山市の東には高い鈴鹿山脈、西には琵琶湖の向こうに比良山脈が連なっているので、実際にはいずれももう少し遅い時刻である。


そう言えば、現在の午前6時はまだ外は真っ暗、現役時代に京都に通勤していた時は午前6時40分に家を出ていたが、「ようよう白くなり行く山際、少し明りて」空には明けの明星が輝いていた。その後、自宅から徒歩15分の最寄りの駅午前6時52分発のJRに乗り、京都駅で下車後市バスに乗り換えて午前8時過ぎに会社に着く毎日だった。今では会社の近くまで市営地下鉄が開通しているので、今ならもう30分は遅く家を出ても良い勘定になっている。


定年退職後の今では午前7時に起床。いくら一年で一番夜が明けるのが遅い時期でも外は明るくなっている。時々、「あぁ、この時刻にはJRの車内で押しくら饅頭をしていたな」と思いながら起きることがある。生活がラクになったのか、だらしなくなったのか、その両方だろう。






非常事態宣言中でも議員は会食



議員、特に国会議員は会食が日課らしい。国会閉会中で仕事を休んでいても会食は欠かさないと言われる。安倍前総理の毎夜の高級料亭での会食に非難を浴びたが、何も安倍氏だけではない。総理の場合は全国紙が「首相日々」や「首相動静」などで報道するのでバレ易いが、他の閣僚や政党幹部、議員も同じく会食は「政治家の日課」とされている。


週刊誌がすっぱ抜くか、誰かがリークして明らかになる。昨年末に5人以上の会食自粛を要請した菅首相がその日に銀座の高級ステーキハウスで8人会食したのが問題になったが、声をかけたのは首相でなく二階自民党幹事長だった。その二階氏は「食事するために集まったのではない。8人がレストランで会っただけで会食ではない」と日本語では理解出来ないヘンな釈明をしている。


反安倍で清廉色が売り物の石破自民党元幹事長までが、緊急事態宣言が発令された当日、山崎元自民党副総裁ら9人で福岡の一流ふぐ料理店で会食したと報じられた。その他、大人数での会食をすっぱ抜かれた議員は枚挙に暇がない。いずれも指摘を受けたご当人達の共通した釈明は「国民の皆様への十分な配慮が足りなかった」で詫びてはいない。「招待してくれた支持者の行為を無にすることになる」と責任を支持者に転嫁して開き直っている。


指摘を受けた議員達は殆どが自民党だが、野党は清廉潔白なのだろうか?「議員は会食が日常生活」と言われる。野党議員も議員である。自民党議員がいくら指摘を受けても、これを非難する声が野党から出ないのは何となく胡散臭い。


緊急事態宣言で要請に従わない飲食店や入院を受け入れる余地のない医療施設までも入院を拒否すれば罰則を適用する論議が進められている。緊急事態宣言を無視して大勢で会食した議員に対する罰則規定も制定して国民に襟を正すべきである。





SMSによる宅配便の不在通知は詐欺メール



先程、次のようなメールが私の携帯電話に入電した。『ご本人様不在の為お荷物を持ち帰りました。ご確認下さい。http://nnnsxztbkf.duckdns.org』とあり、発信人電話番号は08030848935と出ている。


たまたま、義妹より私宛に退院見舞いの品物を送るとのメールを受け取っていたので気にしたが、今日は一日家族の誰かが在宅していて家を空けていないので、このメールは怪しいとピンと来た。


幸い私の携帯電話はガラ携で、しかも娘の契約による家族割引にぶら下がっており、通話専用でSiメールとSMSは特定の相手と交信可能なものの、リンク先の通知を受けても接続出来るようになっていない。


ネットでドメインの「duckdns.org」で検索して調べてみると案の定あるある!「宅配便の不在連絡を装うフィッシングSMSにご注意下さい」のサイトがずらりと並んでいる。やはり発信先はフィッシングサイトに誘導する詐欺師の仕業らしい。昨年の5月に報告されている情報もあるので、かなり以前から出回っている模様である。


これは怪しいと思った人は良く調べていて、日本郵便やヤマト、佐川急便などの大手宅配業者は不在通知をショートメール(SMS)で通知することはなく、通知伝票を郵便ポストに投函して知らせるシステムになっているとしている。


一般社団法人のセキュリティ対策推進協議会よりも注意喚起の警告が出ている(こちら)。


携帯に登録していない相手先は着信時に電話番号しか表示されないので、折り返し返信すべきかどうか良く迷うものだが、大概は第六感が働いて選択しているものである。




次々と新しい病状



胃の摘出手術の後、連鎖的に色んな新しい後遺症の影響が出て来て、その都度今迄診て貰ったことのない診療科通いが続いている。今度は咽喉の食道に映し出された気味の悪い影である。最悪の場合は癌細胞の可能性があると医師は懸念している。


何故胃の手術と関係のない部位の異常に至ったかと言えば、まず長期退院後のリハビリのためにウォーキング中、足が弱っていたため転倒し、上顎と下顎の骨を折ってしまったことにある。最初は骨折とは判らず食事が出来ない程奥歯が痛むので歯科医に行った。それでも治らないのでネットで調べた結果、専門医は耳鼻咽喉科と判ったので今まで見て貰ったことのない医院で初めて診療を受けた。三度程通院しても治らず、大病院で精密検査を受けるよう紹介状を発行して貰った。


済生会病院の耳鼻印咽喉科で検査を受けて初めてCT映像で顎骨の骨折が発見され、専門は口腔歯科の範疇と判り、また口腔歯科の診療科のある別の大病院に紹介状を発行して貰った。この時に、今後は耳鼻咽喉科の世話になることはあるまいと折角の機会だから、「歯の他、喉の痛みも時々覚えるのでついでに診て欲しい」と依頼したのが拙かった。気軽に応じてくれた女医は、鼻の孔から通す極細い内視鏡で喉の奥を撮影した。流石は大病院である。即座に対応できるようかかる最先端の医療器を診察室に常備している。


この時に喉の奥に腫瘍と思われる白い影が映し出され。次回の診察日にこの部分の細胞を採取し分析することになった。最後と思われた耳鼻咽喉科との付き合いは今後も続くことになった。


翌週の診察日に愈々細胞採取の手術を受けることになった。まず最初に麻酔がかけられる。看護師が蜂蜜のような薬品を小匙で口の中に入れる。仰向いて喉の奥で三分間嗽いをする。この三分間は結構長い。異なった蜂蜜状の薬品は二種あり、同じように三分間喉奥でガラガラとやる。次いで昔風邪を引いた時に良く利用したネブライザーのような噴霧器で麻酔薬を吸引してやっと麻酔が完了する。その後、女医は内視鏡で二回患部の細胞を採取して終わった。細胞分析は外部の研究所で行うので、二週間後にまた結果を聞きに行くことになった。


最後と思われた耳鼻咽喉科との付き合いは今後も続きそうである。




26年前の今日



近畿では未曽有の阪神淡路大震災が起こって今日で26年目。京都に住んでいた私は、その日は東京に出張中で少しの揺れも感じなかった。神田のビジネスホテルで目を覚まして、テレビをつけると「京都で大地震」の字幕が目に飛び込んで来て驚いた。着るものも着ないまま部屋の電話機で自宅に電話したが通じない。テレビカメラはまだ現場の状況を映しておらず、アナウンサーの顔と大きな字幕スーパーが流れるだけである。


出張時の朝食はホテルでは摂らず、いつも支社の近くの喫茶店「ルノワール」でモーニングを食べる。ホテルのレストランより安くて美味しいことを経験的に知っている。テレビでは意外と京都ではなく、大阪・神戸の惨状を報道していた。心配していたように、京都大地震ではなかったらしい。


支社に出社して早速京都の本社に電話したがやはり通じない。途上の公衆電話には長い列が出来ていたので、どうも即現金収入のある公衆電話は通じていたらしい。この分では新幹線も止まり今日は京都に帰れないと見て、昨夜泊まったホテルに今夕の予約を入れると幸いにして取れた。


支社を訪れたいくつかの取引先の話では、新幹線は動いているらしいとの情報があった。同僚・上司の奨めもあり、その日の出張日程を早目に終えて東京駅に向かうと、東京から京都まではダイアが乱れているものの運行していると言う。京都から先は在来線か私鉄が大阪まで動いているとの構内アナウンスがある。恐らく超満員で何本かの列車をやり過ごす覚悟だったが全席自由席の切符が直ぐ取れたのであっけにとられた。予約しておいたホテルは直ぐにキャンセルした。都内は電話通話が可能であった。


混雑を予想した車内は空席が目立ち好きな席が取れる。列車は殆ど通常通りの速度で走り、途中で停車することはなかったと記憶している。車内の電光ニュースは今回の大地震の報道一本鎗だった。


京都駅入構近くで、車窓から在来線が異常なく走っているのが見えて一安心した。京都タワーも無事に突っ立っており街並みにも異常はなさそうである。ただ、自宅に着くまでは不安一杯だったが、家も家族も元気に迎えてくれたほっとした。


来社していた台湾の代理店の社長から「あなたは、ネズミなど小動物と同じで大地震の予感があったに違いない」と冷やかされた。あれから早くも26年になったのである。





NHKラジオ番組、AM「第1」と「第2」統合



昨日の毎日新聞夕刊の「近事片々」欄(新聞の題字の下)にこんな記事があった。「公共放送のあり方に関わる。NHK、語学番組多いAMラジオ「第2」を「第1」と統合へ。これでいいのか」。


何だか不平がましい不満そうな表現である。NHKラジオ第二放送の英会話教室は長寿番組である。私が初めて接したのは、中学校に入った時で、平川唯一の「カムカム英語」と呼ばれた番組だった。番組のテーマ音楽が「カムカム・エブリバディ」と証城寺の狸囃のメロディで始まるのでそう呼ばれた。今のように文法が基本でなく、会話一辺倒で実用性があった。


中学を卒業してメーカーに入社後暫くして、後で常務にまで昇進した技術課長が、将来は海外に製品販売を展開すべきで、そのためには英語が必須であるとの先進的な考え方を持っていた。沖縄に製品販売するのも対米輸出と同じ手続きが必要な時代だったのである。そのために、当時としては珍しいリール式の録音機に、毎日の「カムカム英語」を収録し、毎昼休みに有志を集めて聴かせていた。出席者は主に技術課か生産課など事務系の社員ばかりだったが、品質管理課に所属していた友人の勧めで私も入室したことがない工場長室隣の会議室に毎昼出席した。機械油に沁みた作業服を着て事務服の出席者の中に出るのは気遅れがしたので、入口近くの末席が私の定席だったが、流石に目立ったらしい。暫くしてリーダーの技術課長が仕事中に私の作業場に声をかけに来たこともある。


以来、ずっと「カムカム英語」教室には慣れ親しんだ。あくまで口語の実用会話が主体であったが、その後この番組は大学入試のための色合いが濃くなり、どの語学講座も文法中心で、番組を聞いても外国語が話せるようにはなっていない。


工場長室横の会議室の出席者の中から、後に会社の米国法人の社長となって赴任した人もいる。また、世界を飛び回って活躍する社員も多く出た。「カムカム英語」で育った人は多かったのである。


「カムカム英語」のような指導内容が続けば、今の日本人はもう少し英語が話せるようになっている筈である。従って、モノにならない講座をいくら続けてもムダな話である。毎日新聞の「近事片々」の執筆者が嘆くような番組ではない。「第1」と「第2」が統合して長寿番組がなくなっても我が国に損失を及ぼすことは何もないと考える。




両隣府県で緊急事態宣言



首都圏に続いて関西でも大阪・兵庫など7府県でコロナ緊急事態宣言の対象自治体として1月13日追加された。我が滋賀県は対象地域には入っていないが、西隣の京都府、東隣の岐阜県に挟まれている。南に隣接する奈良県も追加指定の要望が出ていると聞く。


滋賀縣は大阪・京都への通勤・通学圏として全国でも珍しく人口が増加している自治体である。県庁より毎夕、滋賀県でのコロナ発生件数の詳細が県庁のホームページに発表される。感染者の名前こそ出ないが、住む市町村、年齢、性別、予想される感染源など判る範囲で一覧表に出ている。毎日見ているが、勤務地・通学場所は他県となっているケースが多い。大阪・京都から貰って来ているのである。


毎日新聞朝刊の地域面ページには県内の市町村別累計感染者も掲載され、多い順に大津市、草津市、甲賀市が3ケタ。次いで、長浜、彦根、そして我が守山と続く。甲賀市が異例であるが、ここは市内の病院で大規模のクラスターが発生したためで、その他はJR琵琶湖線(東海道線)沿いの通勤・通学圏である。人口も比例して多い。


県知事は、本日の定例記者会見で「県内の医療体制は非常事態」との見解を示し、従来の感染者は原則入院か宿泊施設での療養としていたが、これを65才未満の場合は自宅療養も可能にした。また、大阪・京都・兵庫に緊急事態宣言が発令されたので、県内から対象地域への往来自粛を求めるとした。


ただ上述の通り、県内の多くは通勤・通学のために対象地域へ往来する住む住民が多い。ハイそうですか、と自粛せず聞き流すケースが殆どと思われる。


かく言う私は、昨年は身近のJRに一度も乗ったことがなく、マイカーも自宅から精々3km範囲の完全巣籠り人である。その意味では感染の心配は少ないようだが、殆ど毎週いくつかの病院へ通院している。緊急事態宣言の対象になっても不要不急の外出自粛という訳には行かない。宣言発令の有無にかかわらず感染のリスクがある。昔の武士や忍者のように隙の無い行動が必要である。




身近でも目が届いていなかった別世界(その2)



先月初めのこのブログページで、「身近でも目が届いていなかった別世界」と題して「紙おむつ」の経験を書いた。改めてそのページを読み直してみると「紙おむつ」なる言葉を連発している。しかし、正確な表現ではないらしいことが判った。


「紙おむつ」とは赤ちゃんが使うもので、大の大人が使用するのと同じ扱いにするのは大人の沽券に関わるとヘンな理屈があるらしい。正しくは「紙パンツ」又は「やわらかパンツ」が正しいらしい。ドラグストアの商品棚や商品にそう記載されている。テレビのCMでもそうなっている。


私は長期入院時に尿道に管を差し込まれていた後遺症で、以降は軽い尿漏れに悩まされていて、その時に看護師が奨めたブランドを未だに使用している。ドラグストアでは20セット前後の大きな袋に入れて販売しているので、手持ちの買い物袋には入らない。購入済のテープを貼って貰ってぶら下げて帰ることになるが、いくら何でも格好が悪い。店は自宅から徒歩5分の近くにあるが、車に積んで人に見えないように持ち帰っている。


ところが店内では恥ずかしいと感じたことはない。同年配と見られる男女が同じように大きな袋をぶら下げてレジに向かう人が沢山いる。私の向かいに住む婦人が、主人用か自分用か知らないが、同じデザインの「紙パンツ」の大きな袋を車から降ろすのを見たことがある。今や「紙パンツ」は立派な市民権を得ているのである。


看護師の奨めで私が使っているのは、白十字ブランドの「やわ楽パンツ」と呼ばれるもので、パンツの前と後を識別するために、お尻側に「うしろ」と縦書きで表示した郵便切手サイズのラベルが貼ってある。ところが表示が横向けに貼ってあるものがあり、足を入れる穴に腰を入れたのでパンツを破いてしまったことがある。察するに商品は中国製で、ひらがなが読めない従業員がヤミクモに貼り付けた結果に違いない。その時買った18枚セットの商品は全て横向けになっていたが、以後は横向き表示のまま着用するようになった。


慣れて見れば「紙パンツ」も結構快適だが、早く普通の布製製品に戻りたいと思っている。






米紙報道の「トランプ」ネタ合戦の幕切れ?



トランプ大統領就任直後から、米国メディアは批判姿勢が濃厚だった。返す刀で大統領は、メディアを「フェイク」の情報源として対立姿勢を際立たせた。「フェイク(嘘ッパチ)」とは英語ではガラの悪い口語表現とされているらしいが、今では一国のリーダーが使った表現として一流言論紙や公共テレビニュースでも使われている。発端はトランプ大統領が就任式に集まった民衆の数を「オバマ大統領の時より遥かに多かった」と自慢したのに対し、多くのメディアが双方の写真を並べ、トランプ氏の方が明らかに閑散としていると証明したことから始まっている。何かに付けて自分を誇張するトランプ氏の性格がこの時点から明らかになっている。


以降、多くのメディアはトランプ氏の根拠のない発言が続くため「Fact check(事実確認)」なる特集を開始し、この作業を専門にする民間組織も生まれた。トランプ氏の根拠のない、証拠のない言動は大統領選敗北後に一層加速された。選挙結果を最終確認する上院・下院で審議中にトランプ支援者集会参加者に議事堂入りして審議の邪魔をする唆し演説を行い米議会史上最悪の大混乱を招いた時に、各メディアのトランプ批判報道は頂点に達した。


毎日メールで入るNYタイムズとワシントンポストだけでも、ズラリと並ぶ見出しのトップ記事はトランプ批判で埋め尽くされ、例えば1月8日付けワシントンポスト夕刊の上位9件、同日のNYタイムズ朝刊の上位10件を占めている。その日の社説、評論、解説コラムにトランプ記事が国際ニュース、経済、スポーツ、芸術記事の後にもふんだんに続いていて、米国でそれ以上に深刻になっている新型コロナ感染者、死者の記事は影が薄くなっている。世界で群を抜く米国のコロナ犠牲者の増大はトランプ氏の消極的政策の結果であることは明らかであるが、メディアがトランプ言動を追うばかりでコロナを軽視したのも大きいと思う。


トランプ満載の記事を全て読むことは不可能であるが、その中で「トランプ支持報道社の責任」と題したワシントンポストの記事が異色で目を引き読まされた。この内容については、別途機会を見てこのブログに取り上げたい。




京都成章、全国高校ラグビー大会で準優勝



全国高校野球は春・夏共に地元の代表として長年にわたり人気を博している。まるで高校野球の都道府県別選手権の様相すらある。故郷を離れ地方に住んでいても、地元故郷出身の代表を応援するのが人情である。私も京都から滋賀県に移り住んで20年になるが、未だに関心は滋賀の代表より京都の代表校の活躍の方に強い。


今日、全国高校ラグビーの決勝戦があり、京都代表の京都成章高校が初めて決勝戦に進出したが惜しくも神奈川の桐蔭高校に敗れ準優勝に終わった。今回の選手権が始まって以降、初めから滋賀県の代表より京都代表を応援していたのは野球同様に故郷心理だろう。ところが、京都成章の名は最近でこそ良く聞くが、どんな学校か、どこにあるかも知らない。この機会に調べて見た。


知らない筈である。設立年月日は1986年(昭和61)とあるから、私の高校時代より30年も後の新設高校で、場所は京都市の愛宕山・嵐山から連なる西山連山の近く、西山ニュータウンと呼ばれる新開地にある。京都大学の一部の学部も国道を挟んだ反対側に進出している。京都市と言うより隣の亀岡市・向日市に近い。登校のためには最寄りのJR・阪急の駅からバスで20分とあるから不便なアクセスの私学である。


今回のラグビー選手権準優勝の前に、夏の甲子園での高校野球でも準優勝している。京都のラグビーと言えば何度も全国制覇した伏見工業高校が有名だが、それ以前にも洛北高校・同志社高校など強豪を輩出した歴史がある。今回は残念ながら優勝を逃したが近い将来、再び全国制覇し京都の名を轟かせるチームになって欲しい。関係のない滋賀県より応援している。






                                      

カードケースを失くした



昨年末に多数の診察券を入れたカードケースを紛失した。何しろ小児科と産婦人科以外の殆どの診療科の医院及び近郊の二大総合病院の診察券を一つのケースにまとめたので、殆ど毎週のように医院に通う我が身にとっては不便極まりない。


紛失した場所は判っている。12月28日に済生会病院で診察を受けて受付で請求書と薬局の処方箋を受け取る時、同時に駐車券の無料化のスタンプを押して貰ってカードケースに入れたことは鮮明に覚えている。後で確認した時に受付嬢も覚えていた。


帰りの駐車場まで結構遠い。車をスタートさせる時、駐車券を確認したらカバンに入れた筈のカードケースがない。慌てて元来たルートを辿りながら探したが落としていない。元の受付場所まで戻って置き忘れていないか確認したが、受付嬢は見当たらないと言う。受付付近の脚元を見ても落ちていない。この受付は時には患者が列を作る程混み合っている。第一勘では受付台に置き忘れたカードケースを次の患者が見つけて持ち帰ったと思うしか理由はない。止む無く受付嬢に無料駐車券を貰って帰った。


他人の診察券を拾っても使い道がないとタカを括っていたら、帰宅してその束の中に健康保険証、VISAカード付の量販電気店カード、量販酒販売店のポイントカードが入っていることを思い出し蒼くなった。電気店カードはパスワードが必要と言うものの第三者が使うことは可能である。この店で電気製品をいくらでも使える。年末でもあるが、取り急ぎ電気店に電話しカード失効の措置を依頼し了承を得た。かなりのポイントが貯まっていたが年明けには新しいカードを発行すると言う。


直ぐに御用納め前の市役所に走り、健康保険証の再発行を依頼、これは直ぐに発行してくれた。問題は酒販売店のポイントカードである。既にサントリーの「山崎」が買える程のポイントが貯まっている。このカードこそ拾った人は誰でも使える。今は手術後のアルコール禁止時期でお屠蘇も差し止められているが、12月31日の大晦日の売り出しセール時期に不必要な酒類を買って、ついでにポイントカードの再発行を依頼した。既にポイントが使われていないか確認を依頼したら、幸いにもまだ元のままのポイントが残っていると言う。ヨカッタ!これもポイントカードを再発行して貰った。


診察券やポイントカードの再発行には100円の手数料が取られる。全て再発行すると1500円内外の出費になるが止むを得ない。電気店からの新しいカードはまだ郵送されて来ないが、慌ただしい年末だった。




コロナ感染者と死者、まだ増える



今日、1月7日は東京でコロナ感染者が2千人を超えた。我が滋賀県でも今日は過去最高となる53人に達した。従来は多くて1日20人台だったので急増である。発表される感染者数はその日に判明した数であり、その日に感染した人数ではない。従って、集計する自治体により実際に感染した人数の把握が異なる不確かな数字である。専門家によれば大体感染当日後2週間目の数字と言われる。とすれば、人の移動が多かった年末年始に感染した人数は一週間後ということになり、この間に発表される感染者数は益々増えることになる。


我が滋賀県では1月5日に、コロナのステージ判断を従来のステージ2(注意ステージ)からステージ3(警戒ステージ)に引き上げられ、「大阪府・京都府・緊急事態宣言が発令されている地域などへの不要不急の外出」や「家族や普段一緒にいる人以外との会食」は控えるなど数項目の感染対策が発表された。この結果、近く予定されていた私が所属するグラウンドゴルフ・クラブの年次総会も、結成後30年で初めて中止となった。


感染するのは人から人へ移るとされており、感染者が増える毎に鼠算的に増えることになる。感染者自身が自覚のないケースが多いため防ぎようがない。始末に悪いのは、報道で発表される年代別感染者数で、10~30才が一番多く、トシを取る毎に少なくなるが、重症化したり死亡するのは高齢者が多いというデータである。若い世代からすれば、自分に影響がないなら感染するのは怖くない。風邪を引くようなものであるとして、いくら注意を受けても、人混みに出たり若い層同士で飲み会や会食も抵抗を感じなくなる。また、そんな行動をしたくなる年頃でもある。


「好きな行動をして感染した我々が簡単に回復し、自分達が移した年寄りが死ねば老齢社会の解消になって理想的じゃないか」との考えが定着すれば、感染者数は益々増えると共に死者の数も増えることになる。


年寄りのひがんだ考えである。





経験者に聞いた胃手術後の兆候



昨年出した年賀状に、ごく親しい友人・知人だけに手書きで昨秋に胃の摘出手術を受けたことを書き込んだ。川柳に「年賀状手書き部分だけを読み」とあるように、読んでくれた相手より相次いで4人より見舞いの電話を受けた。


最近の年賀状はパソコンで自作するのが多いが、挨拶文にいくら頭を捻って考えても印刷されたものは余り読まれない。そのために多くは手書きで追記出来るスペースを用意してある。


電話をくれた4人の内2人は胃の摘出手術を受けた経験者だった。内一人は全摘、一人は私と同様胃の1/3を残している。術後16年と17年を経過しいずれも幸いにもガン細胞の転移は見られなかったと言う。いずれにせよ、60才代の若い時の手術で私より随分条件は違うが、術後の症状や食事の影響の話は参考になった。


全摘の友人は、食事をいくら良くかみ砕いても直接腸に送られる時に発生するダンピング症候群に襲われ、食後に冷や汗や動悸、目まいを感じ、救急車で三度運ばれたことがあると言う。私も退院時に栄養士からダンピング症候群の話を聞き、これを予防するために三度の食事の中間の午前10時、午後3時、午後8時にビスケットやカステラ、バナナなどのおやつを欠かさないよう注意を受けている。この友人も間食のバナナを欠かさなかったが防げなかったと言う。


また、後期ダンピング症候群と言われる血糖値が下がり過ぎて寒気や震えが起こり、これを補うためにいつもブドウ糖を携行し、これらが起こって来るとすぐに2~3粒飲んでいる、16年経っても未だに常に携行していると言う。


もう一人の私と同じ準全摘経験者は、医師が術後の食事として勧めたメニューの中で“うどん”がどう柔らかく湯掻いても受付けず戻してしまい好物だけに困ったと言う。これもダンピング症候群の兆候らしい。


二人とも、術後の症状は人により差があるとの意見だが、高齢になってから手術した私には幸いにしてかかる影響を感じない。ただ、二人にはなかった数々の後遺症が続発して回復が遅れている。


いずれいせよ、今日の友人の助言は大変参考になった。


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待ち時間なしの本年初検診



今日1月5日は、市内最大の総合病院でかねて予約済の歯科口腔外科医による本年初の検診があった。大病院での受診は長時間待ちの検診時間3分というのが常識であり、私も市内の別の大病院で指定予約時間より最大2時間半待ちの経験がある。受付嬢に受付が漏れていないか苦情の確認をしたことがあるが、前の患者の診察・治療が長引いていると言われた。ところが今日は待ち時間ゼロで意外な気持ちになった。


新年早々の開院からまだ日がないためか、病院の駐車場はほぼ満車。誘導員の案内で本館入口からかなり遠い所に何とか駐車場所が確保出来た。今日は診察に結構待たされると覚悟して、いつもの通り指定の受付場所で診察券を通し受付票を貰って診察室の前の待合席に座を占めた。案の定、待合席には10人程がスマホをなぞったり本を読んで待っている。私も文庫本を取り出してページを開こうとしたら、ポロンポロンと軽やかな音がして、診察室入口に備えられたモニターの上に入室を促がす予約番号が表示される。反射的に目をやるとナント私の番号ではないか。


前から待合席で待っている患者に、「オマエ、今来たばかりじゃないか」との顔付きをされながら、画面の見間違いかもと疑って入室すると室内には4ヶ所の受診席があり夫々カーテンで仕切られている。その中の一ヶ所から看護師が顔を覗かせて私の名前と受診票を確認した。間違いがなかったとアッケにとられて診察椅子に座った。担当医師がにこやかな顔をして新年の挨拶と同時に、「その後、歯の痛みはどうですか?」話しかけて診察が始まった。


かくして、新年初の受診は理解を超える速さで終了した。診察室を出る時は、前から待っている人に気兼ねをしながら元の受付場所に向かった。察する所、診察室には四人の医師が診察していて、私の担当医はたまたま前の予約患者がいなかったためと思われる。


毎回の診察はかくあって欲しいと思って病院を後にした。





トランプ大統領は偏執狂



昨夜入電のNYタイムズとワシントンポストの電子版双方のトップニュースは、「トランプ氏異常な長電話で再集計圧力 大統領選、米紙が録音記録公開」(In extraordinary hour-long call, Trump pressures Georgia secretary of state to recalculate vote)だった。本日の毎日新聞も夕刊では滅多に取り上げない外電として出ている。


内容は、昨年のジョージア州大統領選挙でトランプ氏が11,799票差でバイデン氏に敗北した。その為、トランプ氏はジョージア州で選挙を管轄した共和党の州務長官に対し、「トランプには実際は11,800票の集計漏れがあったことを再調査して見つけ出せ」と電話で一時間以上に亘って迫ったと言う。ワシントンポストはその電話録音を入手し、その一部を報道した。


この州務長官は開票後にトランプ氏から再調査を命じられ、集計結果に間違いがなかったことを確認して報告しているので、今回の再々調査の要求には応じなかったと言う。


トランプ氏は今まで接戦して敗れた州の裁判所に選挙に不正があったとして相次いで訴訟を起こしているが、いずれもその証拠がなく、トランプ氏の根拠のない思い込みによるものと却下されている。同氏は今までも根拠のないことを発言し、メディアや市民団体から「真偽確認調査」をされてウソだと暴き出された例が多い。この辺り、「自分第一」の都合の良い姿勢によるもので、基本的には偏執狂ではないかと思われる。


今回の選挙で敗北を喰らった結果、この姿勢が益々昂じて来て病膏肓に入っている感がある。側近の交換を次々と更迭し、地盤の共和党からも愛想をつかせていて支持層を失っているとの報道がある。4年後の大統領選挙に共和党から推挙されない場合は離脱してトランプ党を作ると見る評論家もある。


トランプ氏の巧みな演説と口車で国民の半数近い支持を今回の選挙で得ており、それらの支持者は共和党に投票したのではなくトランプ氏に入れたと見る専門家もある。日本のある評論家は、「米国民の半数はトランプ氏の催眠術にかかっている」と評している。






今年の初稽古



正月も三日目、今日も晴れで定例ウォーキングの後でグラウンドゴルフの初打ちを近所の公園で行った。退院後、暫くしてこの公園で少しづつ初めていたが、今日は15m・25mホールを各10回、計20ホールを練習した。ホールポストは町内の自治会からの借り物で、各ホールの距離は自分の歩幅と歩数で計算して設置している。


正月休みとあって、公園では親子連れの凧揚げやサッカー遊びが数組いたが、自分は15mホールが10回終わったら次に25mに延長する1コースだけ占有するので、皆の邪魔にはならない。


医師から退院後は16ホールを限度として、自分の体調を判断して少しづつ増やして行くよう指導されていたが、今日は思いの他調子が良く、グラウンドゴルフの距離勘も調子が良かったので、少しだが多めに練習したものである。20ホールでボギーは1個だけ、バーディーが多く、これなら所属クラブや自治会同会の皆と一緒にプレーを再開出来そうな感触を得た。


但し、まだ寒い季節であり、クラブも自治会同好会も朝8時半のスタートだから、常設グラウンドの芝も凍り付いている日もあるので、リハビリ中は厳しい上、まだ30m・50mホールの練習をしていないので、もう少し公園での一人練習で我慢しようと思っている。





トランプ大統領からのメール


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昨年の夏くらいから、米国トランプ大統領またはトランプ陣営から直接メールが入って来る。現役時代に米国と頻繁にメール交換をしていた私のメールアドレスを共和党陣営がどこかから入手したに違いない。或いは、NYタイムズやワシントンポストに無料購読登録していたのが漏れた可能性がある。


メールはいずれも寄付依頼である。最近は1月5日に行われるジョージア州上院議員選挙の決選投票が昨秋の大統領選挙戦に劣らず接戦で、しかもその結果がバイデン次期大統領が政権を思う通りに運営出来るか、民主党が米国上院議会の過半数を獲得するためにジョージア州の上院2議席にかかっている。同州では昨年大統領選で同時に実施した上院選投票で得票率が50%に達する候補者がいなかったため、今回その決選投票が実施される。


同州は共和党が強い地盤だったが、今回の大統領選挙で30年振りに民主党のバイデン氏を僅差で選出した。トランプ氏は、そんな筈はないと愚かな訴訟をいくつも起こしたがいずれも証拠がないと却下されている。近く実施される決選投票の事前調査では共和党が0.8~1%の超僅差でリードしているが、大統領選挙の時と同様で最終的に民主党が逆転する可能性が濃いとの予想もある。


そのために投票日を前にして選挙戦が過熱気味で、共和党候補支援のために寄付を求めるメールなのである。上掲の画像はトランプ氏の名前で送られたものだが、今日入電したメールは共和党候補のケリー・ロフラーからのもので、「共和党支持者リストに貴方のメールアドレスが出ているが、まだ寄付金が寄せられた記録がない」と半ば脅迫的である。何故私が共和党の支持者としてリストアップされたか知ったことではないが、米国民でない人間にも送られてくるのは迷惑な話である。


米国の選挙での寄付金制度はどんなものか良く分からない。寄付をすればどんな見返りがあるのか払いっ放しなのか不明である。寄付金は「いくらでも良い。US$45、$50、$100、$250」などの指定がある。その上、何故か「急いでくれ、今夜午後11時迄に振り込んで欲しい」と付記されている。余程、危機感があるらしい。トランプ陣営はこれで数十億円を集めていると言われる。尚、民主党からメールが来ることはない。



83年目の正月



まさかここまでと思ってもいなかった2021年の正月を家族三人で無事迎えることが出来た。自分としては83年目である。東京五輪が決まった時でも、「その時はもう」と他人事に思っていたが、コロナ騒ぎがなければテレビでみることが出来た筈だった。若い頃は、21世紀を迎えた時が自分の人生の終わりとの目標だったが、それから20年を経過している。この先も判らなくなった。


とは言っても、今年の正月は今までとは違う出来事というか行動で始まった。大きなことは、元旦のお節料理と祝箸を目にしながらお屠蘇がご法度になったことである。アルコールを嗜み始めて初めての出来事である。お陰でお雑煮とお節料理を食べるのが心なしか早く終わってしまった。この後、例年なら酔い覚ましと腹ごなしをかねて日課のウォーキングを延長し、片道小一時間の近江富士三上山とその麓にある御上神社へ初詣に行くところだが、この20年来の行事も断念した。いずれも、昨秋の胃切除手術のリハビリのためである。


医師からは、今まで1時間半のウォーキングを暫くは30分まで、趣味のグラウンドゴルフは正規コース32ホールのところ16ホールまでとし、その後体調を見ながら延長していくよう指導されている。術後昨日まで実行していたが、今日はウォーキングを30分延長し1時間とした。風は強かったが、青空が広がる好天気で体調が徐々に戻っている感触を受けた。但し歩き方は以前に比べておぼつかなく、自分では不満を感じた。


学生の頃や社会人現役の時代は、実現の可否に関わらず新年には目標を立てたものだが、このトシになるとその気持ちにもならないのが寂しい。今年は昨年のように健康を害して手術を受けることなく、無事平穏に過ごすことと家族の健康を願うことだけが目標である。今朝のウォーキングの途中にある近所の鎮守の神社(それでも奈良時代からの由緒がある)で、初詣としてそのように祈った。