ネット上にはびこるCM



ウェブ・サーフィンをやっていると、どのサイトにもうるさい程のCMが画面に出て来る。それもその頻度が鰻上りに増えている。テレビのCMのように否応なく見さされる程ではなく、大抵のCM画面に「閉じる(X)」ボタンがあって自由に消去出来るが、中にはこの選択ボタンがなくてCM動画が終わるまで消えないものもある。ただ、5~10秒程で自動的に消えるのが多い。


最近では、NYタイムズやワシントンポストなど海外メディアの電子版の記事にも登場している。英文記事の隅っこに日本語のCMが出る違和感があるが、今では画面の片隅でなく記事の真ん中に割り込んで来るのが増えている。外国のサイトにも頻繁に登場しているのは、英文記事にアクセスする日本人読者が増えている証左だろう。ただ、スポンサーが誰にCM料を払っているのか判らない。


どうにも我慢出来ないのは、クラシック音楽のYouTubeに割り込んで来るCMである。交響曲や協奏曲などの楽章の間に挟まれているのは、まだリスナーに対する配慮が働いているのが理解出来るが、中には静かなメロディの途中に突然登場するCMには全くそのような配慮がない。出てくれば即座に消されるCMがどのスポンサーかどんな内容か伝わらないのに、どのような効果を期待しているのか、そのために多額の広告料を支払う意図は理解出来ない。聴いている者に不快感を与えるだけである。


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上掲の画像は私が良く利用している電子英和辞典サイトの一例である。従来の印刷された辞書に比べて直ぐに検索出来る手軽さと文字の大きさ、新語でも直ぐに追加される便利さに加え、無料で利用出来るので長年利用して来ているが、この検索画面にも複数のCMが重複してモニター画面を占領し、肝心の情報が得られない程に邪魔をしているのが良く分かる。こうなると、ユーザの利便さを妨害しCMが逆効果になっているのに全く配慮していないとしか言えない。


尤も、どのサイトもこちらがカネを払って利用しているものはなく、タダで利用しているサイトばかりなので文句を言える筋合いはないのかも知れないが、全く効果のないCMに邪魔されるのは腹がたつばかりである。